ブログ

主婦の知恵コラム「食感と風味を味わう『オリジナルパン作り』について」

親子でパン作り

「食感と風味を味わう『オリジナルパン作り』について」

最近、テレビや雑誌では高級食パン専門店の紹介や、各地で手作りパンのフェスティバルなども行われており、パンブームに拍車がかかっているようです。
「手作りパン」のある暮らしの魅力といえば、自分の手で生地を捏ねて形を作り、焼ける香りを楽しみながら食べて、幸せな気分に浸れることではないでしょうか。
モチモチの生地を捏ねているだけで癒されるとか、パンが完成したときの香りを嗅ぐと満足感を得られるとか、オリジナル風味のパンを焼きたいなどの理由でパン作りをされる方も増えているようです。
そこで今回は、パン作りの基本と注意点などをご紹介していきます。

手作りパンの魅力

パン作りの楽しみ方

自宅でのパン作りとは、香ばしく甘い焼きたてパンが出来上がることが魅力ですが、作るパンの種類によっては発酵時間が不要なタイプや、蒸し上げるタイプなど30分ほどで簡単に完成できてしまうパンもあるようです。
パン作りと言っても奥深いものですから、今回は通常のパン作りの基本材料と製作工程などについてご紹介をしていきます。

◇パン作り基本の道具&材料

スケール(はかり)、生地を捏ねるためのペストリーボードやパンマット、捏ねた生地を切り離すためのスケッパーやカード、生地を伸ばすためのめん棒、オーブン(ものによってオーブントースターでも可)が基本的な5つの道具です。
パンづくり基本の材料は、小麦粉(質の良い小麦粉が美味しいパンの素)、イースト(酵母)、そして作るパンのレシピに応じて、水・塩・砂糖・乳製品(牛乳、脱脂粉乳など)・卵・油脂類(バター、マーガリンなど)などが材料として必要です。
小麦粉は強力粉を基本で使いますが、ソフトなパンを作る場合は薄力粉も一緒に混ぜて使うようにしましょう。
イーストは、パン自体をふっくらと膨らませるためには、絶対必要なものですが、あのパンらしい風味をつけるためにも不可欠な材料です。
イーストにも扱いやすいものと慣れが必要なものがありますので、初心者の方はドライイーストがおすすめです。
パン作りにとって、水はパン生地をまとめるのとパンを膨らませる手助けをするための役割を持っています。
塩は、もちろん味付けのポイントとでもあるのですが、パンの弾力(コシ)を強くする効果もあります。
ただ、塩を入れすぎてしまうと発酵を抑えてしまうことがありますので、多少味をしっかりさせたいと思っても、適量(作りたいパンのレシピ通りに)を使用してください。
ちなみに、フランスパンは、小麦粉・イースト・食塩・水のみでも作れます。
もちろん作りたいパンの種類によっては、この基本材料にいくつか足していくようになります。

親子でパン作り

パン作りの基本工程

材料が揃ったら手始めに行うのは、材料を混ぜて捏ねパン生地を作ることから行います。
混ぜるために、ボールに材料を入れて指先で混ぜ合わせるようにして、徐々に生地を塊にしていきます。
塊ができたら、生地をペストリーボードやパンマットの台に置いて、捏ね始めていきます。
捏ねる時の注意点は、手のひらと手首付近へ力を入れる感じで、手前に引き伸ばしていくことです。
生地を伸ばしたら塊に戻してまた手前にまた伸ばす、これを丹念に繰り返していきます。
生地がなじんできたところで、塊の中に適量のバターを包みこみ、先ほどと同じように捏ねることを繰り返し、バターが馴染んだところで左右にV字を描くように転がし回しながら捏ねていきます。
このとき、生地を指で持ち上げるように生地を伸ばし、台に落としてまた丸めるような捏ね方を7~8回ほど行っていきます。
生地完成の頃合いは、生地を指で広げてみて薄く伸ばせるようでしたら完成です。その後、パン生地を小1時間ほど1次発酵させていきますが、イースト菌がよく働くように27~30℃くらいにパン生地を保ちつつ、生地が倍くらいに膨らんでいるか、もしくは指に粉を付けて生地を押してみて、すぐにへこみが戻らないようであれば発酵は完了です。

生地をこねる女性

次に食べたい形のパンに成形していきますが、生地はスケッパーで垂直に押すようにして切っていきます。
この時は、生地にスケッパーを差し込み、生地を手で持ってちぎる感じで、スケッパーをナイフのように動かして切らないようにしてください。
分割した生地は、手で軽く叩いてガス抜きも行っておきましょう。
そして、パン生地を手で包み込むようにして、転がしながら丸めて形を整えます。表面に張りが出るように丸められたら完成です。
成形が済んだら、30~40分ほど発酵させてからオーブンで焼いていきましょう。

まとめ

ネットなどで検索すると、オーブントースターで焼き上げる方法や、様々なオリジナルパン作りのレシピなどが見られますので、是非参考にされることをおすすめします。
自分の手で生地を捏ねて、好きな形にパンを成形し、焼ける香りにウキウキして、幸せ気分になれそうなパンづくりですから、一度はチャレンジしてみるもよいのではないでしょうか。

焼きたてのパン

関連記事

ページ上部へ戻る