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主婦の知恵コラム「学資保険の加入は、どうしたほうが良いか?」

学資保険の選び方

「学資保険の加入は、どうしたほうが良いか?」

お子さまの将来を考えて、幼稚園へ入園する前から教育資金の準備を始めようとする方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
資金準備の方法にもいくつかあり、その準備方法の中でも検討の話題に必ず出てくるのが「学資保険」ではないかと思います。
最近では、出産前から加入できる学資保険もあるようなのですが、そもそも学資保険とはどういうものか、いつ加入するのがいいのか、それよりも自分たちで預貯金をした方が学資保険に加入するよりお得なのか?など、学資保険を調べるにあたっても、色々と悩み迷ってしまいます。
そこで、今回は「学資保険」加入のメリットとデメリットなどを踏まえて、学資保険とはどういうものなのかをご紹介していきます。

学資保険のメリットデメリット

学資保険ってどのような保険?

学資保険とは、将来必要となるお子さまの教育資金を毎月の保険料として納めて積み立てをしていくという保険商品です。
保険の特徴は、進学などのタイミングで満期金やお祝い金をもらえる保険であることです。
大学進学時の費用に充てる意味で、加入を検討される方もいらっしゃいますので、保険という意味合いを持った預貯金のひとつというイメージで学資保険をとらえると良いかもしれません。
文部科学省の平成30年度に発表された子供の学習費調査では、幼稚園から高校まで公立校に通ったときの全国平均で約541万円、私立校に通った場合は約1,830万円の教育費がかかるとされています。
大学進学となると、試験勉強のための塾費用や合格すれば当然ながら、入学金と卒業までの4年分の授業料の支払いも待っています。
こうした教育費は計画的に貯めなければ、なかなか貯められない類のものであるため、学資保険で毎月少しずつ積み立てておくことも選択肢としてはあるかと思われます。

◇学資保険のタイプ「貯蓄型」と「保障型」

学資保険には、お金を貯めることに特化した「貯蓄型」とお子さまのケガや病気で入院・通院した場合、死亡した場合を保障する特約が付加できる「保障型」の2タイプに分けられます。
保障型の保険の場合、学資保険の加入で別の医療保険に加入する手間を省くこともできますので、日常生活での「万が一」に備えることができることから、お得な商品とは思いますが、当然ながら、保障分の保険料が上乗せになることから、解約時や満期を迎えたときに受け取る保険金が支払った額よりも少なくなることもあるかもしれません。
学資保険に加入する場合は、それぞれのタイプの学資保険を研究して決める必要があります。

学資保険の選び方

学資保険のメリット&デメリットについて

加入すると、保険料は毎月口座から引き落としになりますので、保険加入で将来の教育資金が自動的に貯蓄されていくのは、貯金が苦手な方には半ば強制的に貯蓄ができることから便利であるように感じられます。
また、多くの学資保険は、親の死亡保障(払込免除特約)がついていますので、
契約者(親)が、死亡または高度障害状態になった場合に、それ以後の保険料の払い込みは免除され、満期保険金の受取りは予定通りできるという大きなメリットを持っています。
しかも、貯蓄性の高い学資保険に加入している場合は、解約返戻金のうちの定められた範囲内の金額を借りることも可能です。
これは、「契約者貸付制度」といい、貯蓄をしながら借りるということに矛盾はありますが、利率が低めなので「いざ!」というときの「頼みの綱」的なメリットがあると言えるのではないでしょうか。

◇学資保険のデメリット

経済状況がインフレになりそれに伴い教育費は上がる可能性があっても、学資保険は、固定金利制の商品ですから、当然ながら満期の保険金は契約時に決められている金額しか支払われません。
そのため、予想以上に教育資金がショートしてしまう可能性が起きる場合があります。
ただ、通常の生命保険などは、条件の良いものに変更していく手段が取りやすいのですが、学資保険は長期間資金移動ができない商品ですので、その点についてデメリット感は強いかもしれません。
もう一つのデメリットは、中途解約のタイミングによっては、元本割れになる可能性があることです。
学資保険自体は、中途解約をしても解約返戻金は受け取れるのですが、契約日からあまり年数が経っていないなどの時に、手数料が引かれて受け取れる金額が支払った保険料を大きく下回る場合もありますので、加入したらなるべく長期間継続をするように心がけましょう。

学資保険とは

まとめ

必要なタイミングでお金が受け取れる学資保険は、学資が経済状況に応じて金利を増やせる預貯金と違う商品でないことを理解しておきましょう。
イメージとしては、気がついたら子どものために使えるお金が貯まっていたというイメージの保険商品と考えた方が良いかもしれません。
インフレに弱いというデメリットを考えますと、学資保険に加入される場合は、なるべく返戻率の高い学資保険を選ぶか、返戻率の良い他の保険商品で資金を積み立てをすることも選択のひとつに入れて、学資を貯める方法を考えられることをおすすめします。

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