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主婦の知恵コラム「今さら聞けない野菜の保存方法」

野菜の保存方法

「今さら聞けない野菜の保存方法」

購入してきた食材をしまうとき、色々と悩んでしまうのが野菜をしまう場所ではないでしょうか?
基本的に、なんでもかんでも冷蔵庫に入れないということはわかっていても、どの野菜が常温保存なのか、根菜類は冷やす必要がないとか、果物は冷蔵庫かキッチンのテーブルの上とか、野菜ごとにどうしたらよいかわからないこともあるかと思います。
そこで、今回は野菜を新鮮でおいしい状態に保存する方法などをご紹介していきます。

野菜の保存方法

野菜保存の基礎知識

買ってきたばかりの野菜なのに、瞬く間にしんなりしていると言う経験をお持ちの方は多いと思います。
野菜が持っている特長は、なんと言っても新鮮さを感じるみずみずしさなのに、しんなりしてしまっていたら、食べたい気持ちも半減します。
野菜を美味しい状態で食べるためにも、野菜保存に関する基礎知識を知ることは重要です。

◇野菜はそれぞれ適切な温度で保存することが大事

夏野菜であるトマト、きゅうり、茄子、ピーマンや、秋野菜である玉葱、じゃがいも、里芋、さつま芋は、寒さに弱い点があり低温障害になりやすいと言われています。
低温障害とは、冷蔵庫の中のような低温環境にさらされることで、質が落ちてしまうことで、例に挙げた夏野菜や秋野菜の鮮度を保つためには、冷蔵庫に入れて冷やさず、通常の保存は常温でしておいたほうが適した保存方法ということになります。

新鮮夏野菜

◇常温での保存方法

常温の保存と言っても、野菜自体のみずみずしさを保つためには、そのまま放置しておいてはNGです。
野菜が乾燥しないようにキッチンペーパーなどで包み、直射日光の当たらない10度から15度程度の温度の冷暗所に置きましょう。
このような保存方法ならば、野菜の低温障害になる可能性は、かなり下げることができます。
しかし、夏野菜の出回る夏場は、室内も暑くなかなか涼しい場所が確保できないこともあります。
そういうときは、冷蔵庫の中でも野菜に適した温度を保つ野菜室であれば、低温障害になりやすい野菜でも、室温の高い室内で保存するよりも、良い状態を保つことができます。

◇野菜の鮮度を保つ野菜室に保管するときには

野菜室に保管するときは、そのまま野菜室にしまうのではなく、ちょっと手間をかけてあげると野菜の鮮度は長持ちします。
その方法は、野菜をキッチンペーパーで包んで保存することです。
その理由は、野菜はみずみずしいものが一番ですが、ほとんどの野菜は水気に弱いため、野菜をそのままビニール袋に入れて保管するより、キッチンペーパーで包むとペーパーが余分な水分を吸ってくれますので、日持ちするということになります。
具体的には、野菜についている水滴をあらかじめ軽く拭き取ったあと、キッチンペーパーで包んでから袋に入れておくと良いでしょう。
ただし、袋の口を強く縛ってしまうと、袋の中に水滴ができてしまい、次第に袋の中が水気たっぷりな状態になってしまいますのでご注意ください。
料理に使って残った野菜は、切り口から全体をラップで包み、ジッパー付きの袋に入れて保存しましょう。
また、人参やセロリ、胡瓜などが余ったら塩漬けで漬物にしたり、酢漬けでピクルスをつくったりして保存するのもおすすめです。

野菜室で保存

◇野菜の保管は、野菜の育った環境に合わせる

野菜は、冷蔵庫の野菜室にしまっておけば問題ないわけでなく、その保管の仕方にも注意すべきことがあります。
野菜を保存する際、野菜が育つときと同じ状態に近づけることで、野菜自体にストレスがなくなり野菜が長持ちすると言われています。
例えば人参は、土の中に真っ直ぐ立った状態で埋まっていますので、立てた状態で野菜室に入れておくのがいいようです。
その他にも、大根、アスパラガス、ほうれん草など、土に埋まって立った状態で成長する野菜は、立てた状態で保存した方が良いでしょう。
立って育つ野菜を横向きに寝かせてしまうと、横向きで成長するために鮮度が早めに落ちていくそうです。
野菜を立てる際は、ペットボトルや牛乳パックを活用すると、簡単に野菜を立てて入れることができますのでお試しください。

まとめ

お金を出して購入した野菜ですから、できれば無駄を出さずに、最後まで美味しく食べきりたいものです。
野菜の保存場所は冷蔵庫だけではなく、暗所の場所に常温保存が適していたり、夏場だけは冷蔵庫の野菜室で保存した方がよかったりするなどさまざまです。
野菜は、収穫後も呼吸をしており、この呼吸する回数が多いと野菜からエチレンガスが発生して、ガスの影響で野菜が傷んで腐ってしまうそうです。
それを防ぐためには、野菜を可能な限り育てられているときと同じ状態にしておくことが重要です。
じゃがいもなら、真っ暗な土の中で育つため暗所で涼しい場所とか、胡瓜ならつるにぶらさがっている状態なので立てて保存するなど、野菜保存のしまい方で迷ったときは、その野菜が畑にあるときの状態をイメージして、それと同じような状態で置き方を考え、新鮮な野菜を少しでも長く保ちましょう。

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