「カッコいいジーンズの洗濯手入れ方法」

デニム好きなら、お気に入りのジーンズは一本ならず、数本は持っているのではないでしょうか。
そもそもデニム生地のジーンズは、長く愛用していると生地が体に柔らかくフィットしてきて履き心地も良くなってくるものです。
体に馴染んだお気に入りのジーンズを、ベストな状態で履くためにはジーンズをなるべく洗わない方がいいなんていうことも聞きますが、基本的にデニム素材も汚れたら洗濯すべきだそうです。
その理由は、洗わずにいると染み付いた汗や汚れが、時間経過とともに生地を傷めていくからだそうです。
ただし、洗濯をするにしても、ひと手間かけるかかけないでジーンズのフィット感も変わってしまいます。
そこで、今回はジーンズの基本的な洗濯方法をご紹介していきます。

ひと手間かけるジーンズの洗い方

ジーンズの洗濯方法は、色落ちさせないための洗い方とジーンズの生地の風合いを長持ちさせるための洗い方が基本となっています。
濃紺の新品のジーンズを購入すると、早く着古した感じに履き慣らしていきたいと思い、ストーンウォッシュをしたりして色落ちさせる洗濯をする方もいらっしゃると思います。
それでも、何回かの洗濯によってジーンズがイメージ通りの色合いになってくると、次は色落ちが心配になってくるものです。
そこで、誰もが自分好みの色落ちや生地の柔らかさの状態を維持できるようなジーンズの洗い方を知りたくなります。

◇ジーンズの色落ち防止と風合いを保つために、洗濯機を使わない

ジーンズは、洗濯をしなくても日々の着用によって色落ちはするものです。
つまり、ジーンズは色落ちも含めて楽しむファッションアイテムであることに変わりはありません。
それでも、洗濯時には出来るだけ色落ちをとどめられるように洗った方が良いと思いますので、ジーンズは手洗いをして色落ちや風合いを損なわないように洗うことをおすすめします。
ジーンズは、お湯で洗うとインディゴ染料は落ちやすくなりますので、洗うときは水を使って優しく押し洗いをするようにしましょう。
洗濯機で洗う場合は、ジーンズを裏返しにしますが、手洗いなら裏返す必要はありませんので、ジーンズの汚れた部分を外側にして天然系洗濯用洗剤や中性洗剤を溶かした水に10分ほど浸し洗剤液を浸透させていきます。（洗剤の分量は、洗剤の適量で行います）
その次に、手のひらでやさしく押し洗い、時折ジーンズを持ち上げては、またゆっくりと押しつけるように洗うことを5〜6分間繰り返していき、ジーンズに付着した皮脂や汗などの汚れを落としていきます。
石鹸の泡が立たないようになるまで、2回ほど水を換えて同じように押し洗いを続け、終了したら洗濯機の脱水で余分な水分を取り除きます。
乾燥機は、ジーンズが極端に縮んでしまう可能性がありますので、使わないようにしてください。
脱水後には放置せずに、すぐにしわをたたいて伸ばし、ピンチハンガーでジーンズを筒状にして干します。
室内で干すのがベストですが、外で干すときは裏返しにして日陰で乾燥をさせましょう。

汚れが頑固で洗濯機を使うときは

ジーンズは、洗濯槽の水の中に長時間放置していると、水でもインディゴ染料が落ちやすくなりますし、洗濯時も生地の摩擦や劣化を最小限におさえるために短時間で洗濯をすませるように洗ってください。
たとえば、ジーンズの裾など部分的に汚れがある場合は、洗剤を少量つけて染み込ませてから洗濯機に入れましょう。
洗濯時間は5～10分の時短モードで洗うことをおすすめします。
ジーンズを干す前に、ウエスト部分や膝周りなどを中心に軽く縦横に引っ張ってしわを伸ばして形を整えます。
形を整えたら、あとは手洗いの時と同じ方法で乾かしていきます。

目立つ汚れはないけど、ジーンズの臭いが気になったら

汚れがあるわけではないけど、暑い夏の日に一日中に履いていたジーンズは汗臭い臭いを発生するものです。
洗濯するほどの汚れはないけど、このように臭いが気になったら、消臭スプレーをかけて臭いを減少させても良いのですが、アイロンのスチームで蒸気を当てるだけでもある程度取り除くことは可能ですし、時間があるときは、ジーンズを裏返して日陰の外干しで湿った臭いを吹き飛ばしましょう。