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生活・お金コラム「簡単にできる家庭の節電術」

「簡単にできる家庭の節電術」

節電の目的とはエネルギーの有効活用や環境への配慮にもつながります。
家庭での日々の節電もそうした意識と併せて、節電をすることで家計の助けにもなると言う意味もあります。
そこで、今回はどのように節電をするのが効果的なのかを、代表的な家電製品のであるエアコン、照明、テレビ、冷蔵庫など家電の節電ポイントをご紹介していきます。

■エアコンは、必要な時だけ冷・暖房!

エアコンの節電の基本は、冷房の場合設定温度を1度高く、暖房の場合は1度低くするだけで、それぞれ10%ほど電力の消費量が変化すると言われています。
この数値から見ても、エアコンの節電では適切な温度設定が非常に大切です。
そして、エアコンはスイッチを入れる時に電力を多く消費しますので、運転後はこまめにオン・オフをしないことが重要です。
また、室外機の吹き出し口がふさがれていると熱効率が低下してしまいますので、
吹き出し口の前にモノを置かないようにしましょう。
また、吹き出し口に陽射しが直射するようでしたら、「すだれ」や「板」などで日除けを設置するようにしましょう。
また、外出するときは室内のカーテンを閉めるなどして、夏は部屋に入る陽射しや太陽熱を遮り、冬場は室内の暖気を閉じ込めて外の冷たい空気が入るのを防ぐようにすることも節電に役立ちます。

◇節電に役立つフィルターの掃除とエアコンの温度管理

エアコンのフィルターが埃で詰まっていると、冷暖房の効果は下がってしまい無駄に電気量を使ってしまいます。
そのため、2週間に一度はフィルターの掃除をすることをおすすめします。
掃除をすることで、冷房では約4%、暖房では約6%の消費電力の削減につながると言われています。
また、効率よく冷暖房を使うには扇風機などで風向きを調整し、室内全体の室温管理を夏の冷房時は28度を目安に、冬の暖房時は20度を目安にすることをおすすめします。

■照明器具の節電は、電球によって消灯のタイミングが違う

照明器具の節電は、電灯の明るさや点灯時間を調節することが重要です。
長時間部屋にいないときは、照明器具は消した方が経済的ですが、室内の照明が白熱灯の場合は蛍光灯に比べ点灯時に電力をあまり使わないため、こまめに切った方が経済的と言えるでしょう。
また、蛍光灯は点滅を頻繁に繰り返していると、ランプの寿命が短くさせてしまいますのでお気を付けください。

◇省エネ型の照明器具の利用は節電につながる

省エネ型とも言われるインバーター式照明器具は、明るさの調節もできることから消費電力を抑えられますので節電に貢献してくれます。
照明器具に白熱電球を多く利用している場合は、消費電力の少ない電球型蛍光灯やLED電球に変更すると、より節電効果を得ることができるでしょう。

■テレビは、こまめに消すことが必須

テレビは通常、リモコンでON・OFFをしますので、常に待機状態になっていますので、その分電力を消費しています。
旅行や出張などで、家を長期間不在にする時は、コンセントからプラグを抜いておくと節電に効果的です。
また、テレビの節電で重要なポイントは、画面は部屋の明るさに合わせてモニター画面の明るさや輝度を見づらくない程度に調整して節電をしてみましょう。
テレビのリモコンで、「節電モード」「エコモード」などで、自動調整をしてくれるテレビもありますので、それらの機能を有効活用して節電を図りましょう。
テレビの買い替えをお考えの場合は、電気使用量を大きく軽減できるLEDバックライト搭載のテレビを選ぶのも節電に役立ちます。

■冷蔵庫節電の基本、腹七分目で開けたらすぐに閉める!

冷蔵庫の節電に必要なことは、扉の開閉時間を短くして庫内に食材をぎゅうぎゅうに詰め込まないことです。
これは、頻繁に扉の開閉を行っていますと、冷気が逃げてしまうからです。
すなわち、食材の出し入れに注意が必要なのですが、そのためには冷蔵庫の食材の何がどこにあるかを把握しておきますと、扉を開けている時間を短縮できますのでおすすめです。
食材は入れ過ぎてしまうと、庫内を冷やすためにより多くの電力を消費してしまうため、多くても冷蔵庫の容量の7割くらいに留めておきましょう。
また、夏場でも容量をオーバーしなければ、冷蔵庫の冷却レベルの設定は「中」でも充分冷やすことができますので庫内を冷やしすぎないようにして節電を心がけてみてください。
また、スープやカレーなど熱いものは、冷ましてから入れないと庫内の温度が上昇してしまい、庫内を冷やすために余計な電力を消費してしまいますのでご注意ください。

◇密着が弱くなったパッキンは取り替える

冷蔵庫の扉の内側には、冷気漏れを防ぐパッキンという樹脂部品が装着されています。
このパッキンも経過年数が長くなりますと、密着度が弱まりますのでご注意ください。
たとえば、紙などをパッキン部分にはさんでみて、紙がズリ落ちるようだったらパッキンを新しく取り換えることをおすすめします。

■まとめ

家庭の使用電力を年間でみると、電化製品の待機時の消費電力は全体の約6%を占めるというデータがあります。
6%も待機電力に使っていると考えますと、待機時消費電力を減らすための努力をすることで節電の効果をかなり得られます。
電源タップなど電源のON・OFFのついているものを使用したり、プラグを抜いたりしてこまめな消費電力軽減対策を行って節電を図ってみましょう。

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