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健康コラム「健康的なダイエット方法」

「健康的なダイエット方法」

なぜ、人は太ってしまうのでしょうか。
それは、単純に考えれば摂取エネルギー量(食べる量)が消費エネルギー量(運動する量)より多くなってしまっていることが原因です。
つまり、摂取エネルギーが消費エネルギーより少なければ、太らないはずなのです。
ただ、現代社会では食生活において24時間食べ物が手に入り、生活環境においては交通網の発達やモータリゼーションの発展で歩く機会が減り、日々の運動量が減っています。
すなわち、摂取と消費のバランスが健康的な体を維持できるようには、生活形態が成り立ってないと言うことなのです。
肥満を解消するためには、摂取と消費のカロリーバランスを意識して、日常生活を見直し、肥満の原因を探してそれを取り除く「正しい生活習慣」を身につける必要があります。
そして、ただ体重だけを減らすというダイエットは、体に良くはありませんので、
今回は健康的に痩せるためのダイエット方法をご紹介していきます。

■健康的に痩せるためのポイント

健康的に痩せるためには、何キロ落としたいとか適切な目標設定をして、体重を落としながら筋肉をつけましょう。
そうすることで代謝もスムーズになり、痩せやすい体質に変化させることが可能となりますので、食事・運動・生活習慣の3つのポイントを見直していくことが重要となります。

■食事編

健康的に痩せるためには、適切なカロリーコントロールとバランスの取れた食材で必要な栄養を摂ることが重要です。
適切なカロリーコントロールのコツは、揚げ物を避けるとか、ご飯の量を少し減らすとか、ドレッシング、マヨネーズをノンカロリーにかえるなど、食材やメニューのカロリー表示を意識するようにしてみましょう。

◇タンパク質の摂取で、基礎代謝をアップさせる

タンパク質を構成するアミノ酸は、摂取カロリーをエネルギーに変えるときに必要な栄養素の1つです。
不足するとエネルギー代謝がスムーズにいかず、カロリーを控えていても脂肪として体に蓄積されやすくなりますし、トレーニングしても筋肉がつきにくくなりますので、タンパク質を減らすダイエットは効率が良くありません。
タンパク質を含む食材は、肉、魚介類、大豆・大豆製品、卵、乳製品などですが、脂身の多い肉は避け赤身の肉や魚などを摂取しましょう。
調理の仕方も油をなるべく抑え気味の料理で、タンパク質を摂取するとダイエットには効果的です。
また、タンパク質と一緒にカロリーの代謝をスムーズにさせる野菜、果物、海藻などのビタミン、ミネラル類が含まれている食材を毎食摂取することをおすすめします。

◇ダイエットには、食べる順番も意識して食べよう

自分が好きなものから食べる人、最後まで取っておく人と色々な食べ方のタイプがあると思いますが、ダイエット時は血糖値の上昇するスピードを緩やかにする食べ方をすることが必須です。
その食べ方は、はじめに血糖値の上昇を抑える効果が期待できる食物繊維の多く含んだ食材(野菜、きのこ、海藻類など)から食べることです。
その後に、タンパク質の主菜を食べて、最後にごはんという順番が血糖値上昇を緩やかにする期待が持てます。

■運動編

週に2~3回程度、ウォーキングやジョギング、スイミングや自転車走行のような有酸素運動と筋トレのような無酸素運動を絡ませて行うと、ダイエットに効果的であると言われています。

◇有酸素運動で脂肪を燃焼&筋トレで燃焼効率をアップさせる

有酸素運動は「脂肪を燃やす運動」とされており、短時間でもエネルギーが消費されます。
ウォーキングを例にとりますと、スタートしてから20分ほど経過すると、体脂肪をエネルギー源として使い始めるようになります。
そのまま続けると次第に汗ばみ始めてきますので、体脂肪の減少が期待できる域に達してきたと言えます。
時速6キロほどの早足のスピードで1時間ないし1時間半歩くとダイエットに効果的です。
通勤や通学の行き帰りに時間の余裕があれば、目的地の1駅もしくは2駅前で下車し歩くのも良いでしょう。
筋トレは、このカロリーの燃焼効率を上げる意味で並行して行っておくと、ダイエットのための効率的で万全な運動スタイルとなります。

■生活習慣編

生活習慣の乱れは、ダイエットがうまくいかない原因のひとつにもなっています。
例えば、日々お酒を飲み過ぎてしまうことで、アルコールのカロリーで太るとか、徐々に肝機能が低下していくと、代謝の低下にもつながることがありますので、
ダイエットしているときは、ほどほどに飲まれることをおすすめします。
次に、食事の時に早食いをしてしまうのもNGです。
なぜなら、人の体は食事を始めてから20~30分後に、脳の満腹中枢に信号が届き、食欲抑制ホルモンが働き始めるからです。
すなわち、20分以内に食事を終えてしまうスピードで食べていると、満足感を得られず食べ過ぎてしまうと言うことにつながるのです。
食事は、良く咀嚼してゆっくり食べる習慣を身につけていきましょう。

■まとめ

健康的なダイエットを行うためには、無理のない期間での減量目標を設定して、それを実現するための食事や運動、そして生活習慣を身につけていくことです。現実的にできそうもない計画を立ててしまいますと挫折するか、リバウンドが待っています。
ダイエットは、無理なく継続していくことを意識に入れて、楽しく続けられるような心のゆとりを持った方法行うことをおすすめします。

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