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趣味コラム「室内を涼しげにする『アクアリウム』の始め方」

アクアリウム

「室内を涼しげにする『アクアリウム』の始め方」

最近、なんとなく疲れ気味で、リラックスできる時間が足りないと感じている方たちにおすすめしたい趣味が、水槽の中で熱帯魚を飼う「アクアリウム」です。
飼育するのは、一般的にグッピーやエンゼルフィッシュ、カクレクマノミやスズメダイなどの可愛い魚、色とりどりの珊瑚や水草やクラゲなどです。
最近では、淡水生息の小さな紅白模様のエビ(レッドビーシュリンプ)の飼育も人気があり、水槽内には小石や流木などを組み合わせ、自然さながらの水槽の世界づくりが流行っています。
今回は、アクアリウムに必要なもの、水槽のセッティングなど初心者の方がアクアリウムを楽しむ方法をご紹介していきます。

アクアリウム

アクアリウムとは

水槽に熱帯魚などを泳がせたり、水草を育てたりして楽しむ「アクアリウム」の世界には、自分の描く水中の世界をつくる面白さがあります。
海に行き潮風に吹かれたり、川べりで渓流のせせらぎを聞いたりしていると、不思議と気持ちが落ち着き、心地よさを感じられる方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、アクアリウムの魅力は、自分の思い描く景色を水槽の中に繰り広げ作りこんでいく過程も楽しいことです。

アクアリウムで熱帯魚を飼おう

国内で流通する熱帯魚は、南米アマゾンやアフリカ、インドに東南アジアなど世界の海から運ばれ、その種類も2,000種類以上と言われています。
そのため、珍しい種類の魚たちを飼育することも可能で、いわゆる生育する魚の珍しさも「アクアリウム」を楽しさにつながります。
熱帯魚は、主に亜熱帯・熱帯地域に生息する魚たちのことで、大きく分けると川や湖沼などに生育する淡水魚、海中にいる海水魚の二つに分かれます。
初心者の方が生育しやすいのは淡水熱帯魚で、その代表的なものは「エンゼルフィッシュ」「グッピー」「アロワナ」「ネオンテトラ」「コリドラス」などです。

熱帯魚

◇準備その1:水槽をセッティングしよう

熱帯魚を飼うためには、まず水槽を購入しますが、大きいほど水中世界のダイナミックさを楽しめますが、初めてアクアリウムに挑戦するなら、水槽の大きさは幅45センチ、奥行きが20センチのスリムタイプと30センチの規格水槽のサイズのものがあります。
置き場所が小さければスリムタイプもいいのですが、30センチ奥行きの水槽の方が水質も安定しやすいことからおすすめです。
飼育数は、少ないほど水質の維持がしやすいので、30センチ奥行きで体長3センチの魚なら15匹から20匹くらいで始めることをおすすめします。
水槽の他には、水を温める「ヒーター」と汚れた水を浄化し水質を維持するための「ろ過器」、水草を育てたり魚を美しく見せたりする「照明」などが必要です。
ペットショップには、必要な器具が揃って販売されている「水槽セット」がありますので、初めはそうした水槽キットを利用するのも良いかと思います。

水槽セット

アクアリウムは、定期的な水槽の管理とメンテナンスが必須

観賞用としてアクアリウムを飾りますが、水槽の中で生き物を飼育するわけですから、当然ながら餌をあげる必要があります。
飼育する魚によって、餌の種類やあげる回数も違いますが、一般的には1日に1~2回、餌が残ると水質が悪化しますから、魚が食べきる量を目安にあげるようにしましょう。
その分量を見極めるために、最初は少なめに与え、エサがすべての魚に行き渡っているかを観察しながら、必要なら量を増やして適量を判断しましょう。
次に、魚たちの生命線である水質を保つためには、定期的な水換えが必要で水槽の立ち上げ直後は1日1回行いますが、水質が落ち着いたら週に1度から2週に1度くらいのサイクルで水替えを行ってください。
また、照明がアクアリウムを照らすことで、ガラス面にはコケも生えてきますので、スポンジなどでこすって除去しますが、水槽の水替えの時に一緒にすると効率的です。
コケを放置しておくと観賞しづらいだけでなく、放っておくと水槽全体に広がっていきますので必ずコケ取りは行いましょう。
アクアリウムの水槽に水草を入れている場合は、水草のトリミングも定期的にしませんと水槽内が鬱そうとしてきます。
2週~1ヶ月に1度くらいのペースで、水草のトリミングを行うことを心がけてください。
最後のメンテナンスは、ろ過フィルターの掃除や交換ですが、水質の汚れ方にもよりますが、掃除のタイミングは早くて3~4カ月から半年に1度のペースで行われることをおすすめします。

アクアリウム

まとめ

水槽で魚や水草を生育して楽しむ「アクアリウム」は、水中をゆったりと泳ぐ可愛い魚を見ると、不思議に心落ち着き安らぐものです。
住居に、アクアリウムという水中空間に自然の風景をつくりあげ、それを観賞することで癒しを感じることができ、またインテリアとして楽しむことができます。
アクアリウムで、自分だけのこだわりの水中世界を追求する魅力は、実際にアクアリウムに触れてみないとわかりませんので、是非、みなさんの部屋にも水槽を置いてアクアリウムを楽しんでみませんか?

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