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3.292020
主婦の知恵コラム「家計の節約!リボベジ(再生野菜)の活用方法」
目次
「家計の節約!リボベジ(再生野菜)の活用方法」
調理中に発生するにんじんや大根などのヘタや、豆苗・青ネギなどの根はどうされていますか?
それぞれを適当な容器で水栽培されていらっしゃる方は多くおられると思います。
この栽培方法は、いわゆる「リボベジ【リボーンベジタブル(再生野菜の意味)】」というものであり、野菜高騰の昨今ではテレビや雑誌でもよく話題になります。水栽培だから、家庭菜園の経験がなくても、ちょっとした工夫で誰でも収穫できますからおすすめです。
今回は、この「リボベジ」について、その育て方などをご紹介していきます。
お手軽に野菜を確保するには
健康のために欠かせないのは、様々な栄養素を摂取できるようにバランスの良い食事をすることですが、それでも野菜に関しては季節や天候の影響で、万全には摂りにくいアイテムのひとつです。
庭があるお家だったら、家庭菜園で野菜を育てるという方法もありますが、家庭菜園となりますと土壌を豊かにするための土いじりが必要となり、時間や手間が意外とかかってしまいます。
また、土で栽培するというのは、慣れた人でないと失敗する可能性が高く、食費節約が目的の家庭菜園は、結果的に買うより高くなってしまうこともあります。
そこで、おすすめなのが簡単に野菜を育てられる「リボベジ」なのです。
リボベジ向きの定番野菜とは
初めてリボベジをするなら、豆苗が一番お手軽な野菜です。
豆苗は、ビタミンCやカロテンが豊富なため美肌効果や免疫力アップなど、美容と健康にぴったりの野菜と言われています。
栽培方法は、豆の上の部分をカットして食した後に、残った茎と豆の部分の根が張っている部分を平たい容器に入れで水栽培します。
1週間もすると、収穫できる充分な大きさになります。栽培方法も、特に難しくなく一番おすすめのリボベジ野菜のひとつです。
豆苗と同様に、水菜も手軽にリボベジできる野菜です。
栽培方法は、根の部分から4~5センチくらいにカットして水に浸け、日当たりのよい場所に置くだけで、1週間もすると食べられるサイズに成長してくれます。
葉物野菜で、リボベジできる筆頭が小松菜です。
根の部分3~4センチくらいを残し、日当たりの良い場所におき水に浸けて育て、
葉が水につかると腐ってしまいますので、新しい歯が出てきたら水につからないように工夫をしましょう。
青梗菜も、小松菜と同じ要領で栽培すると2週間程度で新葉がでてきますので、こちらは花の芽が出てくる前に収穫します。
そのほかにも、レタスやキャベツも芯の部分を水につけることで再生していきます。
収穫量は、多くは望めませんが料理の添え物で野菜を切らしてしまった時などに利用できるので便利です。
◇根野菜のリボベジ
根野菜でリボベジに向いているのは、再生能力が強い長ネギです。
栽培方法は、根元から5センチほどを根っこごと水に浸けて育てます。
細く長いネギですので、ネギをスポンジに指してそのままスポンジまで水で浸して育てるといいでしょう。
ネギは、手軽に再生できる野菜ですので、とてもおすすめのリボベジ野菜のひとつです。
次に根菜のカブや大根ですが、根の部分の再生はできませんが葉の部分を再生することができます。
カブも大根も葉の下の部分(ヘタ)を2センチほどくらいの厚みで切り取り、平たい容器に1センチほど水を入れて栽培します。
ヘタの上部は、水で濡れないように水の量には注意をしてください。
リボベジの育て方
リボベジするには、まずはパックの豆腐のケースやイチゴのパックなどをそのまま利用したり、ペットボトルなどをカットしたりして容器づくりをします。
ガラスのコップや深皿などを使って栽培すると、リボベジは部屋のグリーンインテリアとしても活用できます。
容器を置く場所は、日当りのよい窓際などがおすすめで1日1回は、水を全部とりかえるようにします。
後は、食べられるサイズまで再生するのを待つだけです。
栽培中に気を付けることは、水を取り換えたときに細菌を繁殖させないために、ヘタや容器にぬめりが残らないようさっと洗うことを忘れないようにしましょう。
最後に、栽培する部屋の室温も25度以下がおすすめですので、夏と冬の室温管理は大切です。
まとめ
リボベジは、料理に使った野菜の残り部分を使って、再度食べることができますので食費の節約につながるというメリットがあり、室内で育てられる手軽さと手間がかからず数日後には収穫できることがリボベジ最大の特徴です。
リボベジには、庭やプランターで行う家庭菜園とは違い、土や肥料が必要ありませんのでお手軽で、育てるのに必要なものは水道水と日光くらいです。
リボベジすることで、日々野菜の成長を垣間見ることができ、食物を育てていること自体もとても楽しくなってきます。
リボベジが可能な野菜を購入されたときには、ぜひ気軽にリボベジにチャレンジしてみてください。