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趣味コラム「ウルトラライトハイキングの楽しみ方」

荷物の軽量化

「ウルトラライトハイキングの楽しみ方」

ビルの建ち並ぶ都会の暮らしよりも、自然に囲まれた風景を慈しみ、のんびりと生活したいなと思うことがあっても、なかなかそういう生活をするチャンスには恵まれないものです。
そうした都会の暮らしになんとなく心が躍らなくなったという方に、おすすめなのがデイバッグに必要最低限のアイテムを詰めて、近場の里山などに訪れて心身ともにリフレッシュすることです。
荷物を極力減らし、身体的な負担を抑えて歩くことを手軽に楽しむこと、登山やハイキングともちょっと違った歩き方が「ウルトラライトハイキング」です。
ウルトラハイキングは、1980年代のアメリカのハイキング文化から生まれた長距離ハイキングですが、軽量の荷物で歩きますので、体への負担も少なく体力に不安な方やハイキング初心者の方には、その点がとても快適な歩き方になります。
そこで、今回は歩くことに興味のある方のためにも、ウルトラライトハイキングの歩き方のコツや楽しみ方をご紹介していきます。

ウルトラライトハイキング

ウルトラライトハイキングをするメリット

ウルトラライトハイキングというスタイルは、持ち歩く装備が軽く身軽にハイキングできる事で安全にハイキング楽しめるという最大のメリットがあります。
重い荷物を背負うことで疲労を感じている体に、思考能力も落ちて冷静さを欠いてしまうと、道に迷うとか怪我をしてしまう可能性もあります。
ウルトラライトハイキングは、体に疲労を招かないように、荷物を軽くして歩くことで、こうしたリスクを軽減できるようにもなります。

ウルトラライトハイキングの装備について

ウルトラライトハイキングは、最低限必要なものだけをパッキングして軽量荷物を携帯して歩くハイキングです。
例えば、日帰りのハイキングを想定すると、最低限必要なものは防寒着、雨具、ヘッドライトor懐中電灯、医薬品、地図、飲料水、食料となります。
シューズも、底が厚みのあるスニーカーであれば、問題ないとされています。
足首をホールドするトレッキングシューズは、慣れていれば歩きやすいのですが、近場の里山ハイキングであれば、普段履きなれている運動靴やスニーカーの方が靴擦れも起こさず歩きやすいのでおすすめです。

トレッキングシューズ

◇荷物は、マイナス5キロにすること

ウルトラライトハイキングの荷物は、軽くすることが必須のようですが、実際どのくらい軽くするかはわかりにくいと思います。
通常、日帰りのハイキングというと、最低限のアイテムである防寒着、雨具、ヘッドライトor懐中電灯、医薬品、地図、飲料水、食料に着替えやタオルなど予備の装備も入れて8~9キロほどとなります。
そして、ウルトラライトハイキングは、ベースの重さを通常のハイキングよりマイナス5キロくらいを目指しています。
最近では、ウルトラライトハイキング向けの軽量な各装備も、ショップで販売されていますので、そうした機材を利用して総重量4~5キロを目指した装備のパッキングをしてみましょう。

荷物の軽量化

ウルトラライトハイキングの魅力とは

ウルトラライトハイキングの魅力は、余裕のあるハイキングができることから、周囲の景色を眺めたり、それをカメラに収めたり、道端の草花を観察したりなどが自由にできます。
また、荷物の軽量は、川沿いの岩場などを歩くのも疲れを感じませんし、ウォーク途中で、足を川の水に浸けてリフレッシュも気軽に楽しめます。
山の頂上へといった具合の登山でのように、目的地に向かってただ歩くだけでなく、のんびりと自然に触れ合える余裕も荷物が軽いことで実現します。
ウルトラライトハイキングは、当初長距離のハイキングに始まった文化ですが、今では、荷物が軽くなることから、初級者や体力に自信がない方におすすめのハイキングスタイルなのもしれません。
ハイキングのイメージとしては、小学生時代の学校の遠足や林間学校のような遊び方ができますし、荷物を入れるのもナップサックのような簡易なものだったりします。
最低限必要な荷物だけを軽量バッグにパックすることで安全性を確保し、必要なものだけを携帯し身軽に出かけるシンプルさを楽しむのが、ウルトラライトハイキングの魅力です。

ハイキングカメラ

まとめ

ウルトラライトハイキングを実行して、自然中を散策すれば、日常の都会の利便性や快適性の中では気づかず忘れてしまったような感覚を、自然が私たちに与えてくれることでしょう。
軽い荷物で、気軽に楽しむウルトラライトハイキングは、行動や時間に極上な味わいを感じることでしょう。
軽量な装備で、荷物を軽くすればウルトラライトハイキングスタイルというだけでなく、軽量にすることで疲れにくいハイキングで、より長く歩けるようになると自然との関わりもさらに深まっていきます。
のんびりと自然が織りなす風景を眺め、体に染み渡る新鮮な空気をたっぷりと吸いこみ、心身ともにリフレッシュする。
野山で、食事をしたり読書したりするのも、日常の生活とは違った趣の楽しいひとときとなることでしょう。

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