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主婦の知恵コラム「夏の風物詩『枝豆』でダイエット効果が期待できる?!」

おつまみに枝豆

「夏の風物詩『枝豆』でダイエット効果が期待できる?!」

お酒を嗜む方なら、夏といえば生ビール!飲めない方ならカキ氷!と夏の風物詩がそれぞれありますが、どちらの方も夏によく食べるのが「枝豆」ではないでしょうか。
枝豆の茹で上がりの熱々を、ふ~ふ~と息を吹きかけながら食べるのは格別です。
不思議なもので、冷たくてもそれなりに美味しくいただける枝豆でもあるのですが、枝豆とはどのような「豆」なのかをご存知でしょうか。
今回は、夏の風物詩「枝豆」の栄養パワーについてご紹介をしていきます。

枝豆

枝豆って、なに?

枝豆は6月~8月が旬で、大豆が成熟する前に収穫されたもので、実は大豆の未成熟の豆だそうですが、大豆として成熟させて収穫するものとは品種が違うそうです。
つまり、枝豆を成熟させて大豆を収穫するということはないそうです。
しかし、枝豆が大豆の未成熟とはいえ、実は枝豆には良質なたんぱく質やカルシウムが豊富で、栄養価が高くて低カロリーのため、ダイエット食品としても注目されているそうです。
枝豆の食品分類は、「豆」ではなく「緑黄色野菜」に分類されており、「畑のお肉」と言われている「大豆」同様、エネルギー・脂質・たんぱく質・ビタミン類・食物繊維・カルシウム・鉄分などが多く含まれています。
また、大豆には少ないβ-カロテンやビタミンCも枝豆には含まれており、栄養のパワーが漲っている緑黄色野菜なのです。

塩ゆでした枝豆

枝豆の栄養成分

枝豆の栄養成分には、たんぱく質、脂肪、イソフラボン、食物繊維、鉄、クロロフィル、カリウム、カロテン、ビタミンC、ビタミンB1、B2、葉酸、ビタミンE、ビタミンK、メチオニン、オリゴ糖、サポニンやカルシウム、リンなどのミネラルも含まれているそうです。
枝豆には、かなりの栄養素があることがわかりましたが、特筆したいのは糖質(炭水化物)が脂肪として蓄えられるのを防ぐために必要なビタミンB1が含まれていることです。
そして、全身の機能を正常に保つためにも必須の栄養素で、アルコールの代謝にもビタミンB1は働きかけてくれますので、枝豆はアルコールのおつまみとして最適は一品です。

おつまみに枝豆

枝豆がダイエットに向いていると言われる理由

ダイエットをしているときは、食事量を減らしたり摂取カロリーを少なくしたりして、たんぱく質の摂取量がとかく不足しがちになってしまうものです。
たんぱく質は、筋肉、内臓、血液など体に必要な基本成分ですから、体の機能をきちんと動かすには適量取るようにしなければなりません。
実は、たんぱく質が不足すると、体の筋肉量が減り代謝が落ちてしまい、結果痩せにくく太りやすい体質になってしまいます。
そこで、ダイエットするには低カロリーで良質な「たんぱく質」が不可欠となることから、栄養素の多い「枝豆」がダイエットに向いていると言われるわけなのです。
しかし、枝豆が肉や魚などより低カロリーであると言っても、体に良い栄養素も豊富に含まれているため食べ過ぎに注意が必要です。
そのため、枝豆を間食として食べる時などは、茹でた枝豆100グラム(豆のみ)でカロリーは134キロカロリーを目安に摂取することをおすすめします。
食べるときは、塩分を摂りすぎますとむくみの要因を作る可能性がありますので、なるべく塩は振らずに召し上がるようにしたほうが効果的だそうです。
枝豆には、食物繊維が豊富で整腸作用に良いだけでなく、食物繊維が豊富な食品は炭水化物と一緒に摂取すると、血糖値の上昇を緩やかにしてくれることから肥満防止効果が期待されます。
そういう意味では、ごはんやパスタに枝豆を混ぜて食べるのは、ダイエット中には一石二鳥の食べ方と言えるでしょう。
しかし、糖質やカロリーをあまり減らしすぎますと、体調を崩してしまうこともありますので、枝豆の代替え食は1日3食のうちの1食だけにして、全体的にバランスの良い食事を心がけてください。

枝豆ごはん

他にも枝豆を食べると、体には良いこと尽くし

貧血は、めまいでフラついたり顔色が悪くなったりしますが、ダイエット中に貧血を起こす方がいるように、貧血状態は代謝の低下や脂肪分解酵素の働きが低下して起きますので、鉄分が含まれている枝豆を食べると、それを予防することが期待できるでしょう。
次に、枝豆含有の栄養素から見ていくと、美白やコラーゲンに関わるビタミンCや皮膚や粘膜を健やかに保つβカロテン、肌荒れを予防するビタミンB群もありますので美肌づくりに作用することが期待されるでしょう。
塩分は体に必要なミネラルですが、摂取が過ぎると高血圧の原因にもなりますので、カリウムを摂取して体内の塩分バランスを整えることが必要です。
カリウムは、枝豆に含まれる栄養素で、余計な塩分を体内から排出し、体の塩分濃度や水分量を調整してくれますので、むくみ解消の効果が期待されるでしょう。

まとめ

夏の風物詩である枝豆は、食べて美味しいだけでなく体に良い栄養素が豊富で、ダイエットや美肌、貧血予防、むくみ対策にも効果が期待される緑黄色野菜です。
健康のために、夏に美味しい枝豆を食事に、お酒のおつまみに、そしておやつとして食べられることをおすすめします。
でも、食べ過ぎにはくれぐれもご注意いただき、食のバランスを忘れないように心がけてください。

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