「家具を長く愛用する秘訣」

家を新築したり、新しい住居に引っ越したりするときに楽しいことは、自宅のインテリア選びもそのひとつではないでしょうか。
家具店のショールームへ出かけたり、パンフレットを眺めたりインテリアの雑誌を読んだり、色々なことにこだわってお部屋のコーディネイトするのは楽しいものです。
室内コーディネイトにこだわって、家具選びをしないと住んでいるうちに徐々に見慣れて、なんとなく部屋のイメージに飽きてしまい衣替えをすることにもなりかねません。
そこで今回は、長い期間でも飽きずに楽しむことが出来るお部屋づくりのテクニックとして、家具を長く愛用するコツをご紹介していきます。

長く愛用できる家具選びをするために

家具店では、すごく素敵に見えた家具でも、実際自分の部屋に置いてみると部屋の雰囲気に合わないことが時々あります。
長い間、大切に愛用できる家具選びで大切な事は、その家具があなた自身の生活に溶け込んでしまって、家具が単なる座る道具や物を置く道具にならないようなこだわりのテイストを取り入れて選択すると良いでしょう。
つまり、部屋のインテリアづくりにこだわりをもつことで、すぐには飽きずに長期間愛用できる家具となるということなのです。

そこで、自分の好きなものをインテリアのテイストに取り込む

家全体でなくても、自分の趣味や好きなことにこだわった空間を演出してみるとよいでしょう。
趣味にマッチする家具を置いてみると、自然と家具にも愛着が湧いてききます。
例えば、ハワイが好きな人なら壁には海やサーフィンの写真を飾ったり、サイドボードや棚などにハワイグッズをディスプレイしたりするといった具合です。
当然、家具もハワイテイストを感じるものを探し求め、部屋に置きますと長期間に渡って愛着を感じる部屋作りが可能となっていきます。
その他にも、自宅に昔からある先祖代々に渡り、受け継いできた家具を置くのも伝統の味わいがあり飽きることもないでしょう。

長く愛用できる家具が持つ特徴とメリット

愛着を持って長く付き合える家具は、たとえば一人暮らしから家族ができると言うライフステージの変化にも使用可能な家具であったり、劣化部分を修理や交換が可能な家具であったりするものがおすすめです。
つまり、家具に愛着が湧くと言うのは、ソファであれば座り心地、ベッドであれば寝心地、もちろん使いやすいとか収納力のあるクローゼットなど、機能性のある家具にも愛着が湧いていきます。

長く愛用できるソファを選ぶコツ

家具に限らず、「モノ」は新品のときが一番美しいと思いがちですが、クラシックカーなど整備を念入りにしてあれば、その美しさは当時のそれに経年変化が醸し出す新たな美しさも追加されてきます。
家具の場合も、経年変化による素材の風合いや色合いが素敵な家具に変貌していくものもたくさんあります。
たとえば、レザー素材のソファは、時間経過とともに深く渋い色合いにレザーが変化していきます。
そして、長く愛用するにはソファ自体のメンテナンスもしやすいことが重要になってきます。
メンテナンスの例としては、まずはレザーならその手入れが重要となりますが、日々座ることで、座る部分のレザーは自然と磨かれていき、独特の美しさが出てきます。
座る部分や持たれる背の部分以外の場所のメンテナンスは、時折レザークリームを刷り込んで磨いてあげるだけでも十分です。
ソファの木部分は、塗装がはがれにくく汚れにくいウレタン塗装のものを選ぶと、メンテナンスの手間はほとんどかからず良いでしょう。
オイル塗装の場合は、定期的なメンテナンスを必要としますので、購入時に店舗の人にアドバイスをもらうことをおすすめします。
とくにダイニングテーブルなど、頻繁に使って汚れやすい家具はメンテナンスのしやすさを重視して選ぶ必要があります。
ソファでもダイニングテーブルやチェアーでも、基本は埃や汗や汚れを常にクリーニングして清潔に保つことで長持ちします。
長い間使用しているとキズや傷みがでてきますが、それらのマイナスポイントも考えようによっては、味わいある家具となって部屋を彩ってくれます。