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主婦の知恵コラム「部屋の壁汚れの対処方法」

壁紙の掃除

「部屋の壁汚れの対処方法」

部屋のレイアウトをかけてみようと、家具や壁に貼っておいたポスターなどを動かしてみると、壁紙の色の違いにちょっと驚くことってありませんか。
壁は床よりは汚れにくいのですが、壁紙には気がつかないさまざまな汚れが自然と付着してしまうものです。
普段の掃除では、壁を中心に掃除をするということはあまりありませんが、そのまま放っておくことで、ホコリ、手垢、油汚れが壁紙に付着し、それが蓄積され黒ずんできてカビが生えてしまうような状態を招くこともあります。
そこで今回は、壁紙の日常お手入れ方法と念入りな掃除方法、油汚れ・カビの落とし方などをご紹介していきます。

壁紙の掃除

壁の汚れの種類と掃除方法

生活している内にどうしても汚れてくるのが壁紙です。
汚れの原因となっているのが、手垢、ホコリ、調理中の油跳ね、タバコなどのヤニ、カビなどです。
ホコリなどの汚れには、ダニや細菌などが潜んでいる可能性もあるかもしれませんので、ホコリ汚れは掃除機やお掃除グッズなどで取り除くようにしておきましょう。

◇普段のお手入れ方法

手垢やホコリなどの汚れの場合、週に一度程度の掃除できれいな状態が保てます。掃除方法は、静電気でホコリを付着できるハンディモップでホコリなどを除去した後に、水で濡らした雑巾を固く絞って水拭きするだけできれいになります。
汚れが蓄積してしまうと、壁紙が黒ずみカビの原因にもなりかねませんので、汚れが気になったら、落とすように心がけることをおすすめします。

◇壁紙の念入り掃除方法

壁紙は天井までありますので高いところまで気がつかずにいて、ある日、壁紙の黒ずみや油汚れに気がつくこともあります。
そういう場合は、台所用中性洗剤と雑巾3枚を用意して、2回に分けた掃除をしてみましょう。
まずは、水に濡らし固く絞った雑巾に、台所用の中性洗剤を数滴垂らして壁を上から下に拭いていき、その後に洗剤をつけていない固めに絞った濡れ雑巾で水拭き後、最後に乾いた雑巾で乾拭きをして仕上げていきます。
いずれの作業も、壁紙を痛めてしまわないように力を入れすぎないように優しく丁寧に拭いてください。

掃除を始める前に、壁の素材確認は必須!

家庭で使用されている壁紙には、ビニールクロス、布クロス、紙壁紙、無機質壁紙、珪藻土、タイルなどの種類があり、80~90%はビニールクロスが張られています。
ビニールクロスの壁紙の特性として、少量の水をかけたときに弾く性質がありますので、固く絞った濡れ雑巾で拭くことや少量の洗剤を使用して掃除をすることができます。
しかし、和紙や布、珪藻土の壁の場合、水分を吸収してしまう特性がありますので簡単には掃除することはできませんので、そういう素材で汚れが目立つときは、専門業者に掃除を依頼される方法がおすすめです。

◇壁紙がビニールクロスの場合の頑固な汚れの掃除方法

通常のホコリ汚れなどなら、週一の掃除をすれば汚れがこびりつくことはあまりありませんが、汚れの種類によっては染みついてしまう頑固な汚れもあります。
たとえば、キッチンの壁などに付着してしまった手垢や油跳ねなどによる油性の汚れ、ボールペン・クレヨンの落書きやタバコのヤニのような脂分を含んだ汚れなどです。
これらの汚れを落とすためには、油落としに効果のあるアルカリ性洗剤(重曹やセスキ炭酸ソーダ)を濡れ雑巾にしみこませて、強くこすらないように丁寧に拭き掃除する方法が効果的です。

◇簡単な拭き掃除では落ちない厄介な汚れ「カビ」

簡単な拭き掃除では落ちない黒い汚れというのは、まさしく「カビ」の汚れです。
簡単に落ちない理由は、カビ菌は根が生えたように奥深く汚れが深く入り込んでしまうからです。
重曹水などのアルカリ性洗剤の代わりに、カビ取り用漂白剤を使うのがカビ落としの方法です。
強力なカビ取り用漂白剤は、根こそぎカビを取り除いてくれるほど強力ですが、気をつけたいのは、色や柄の入った壁紙の場合に色落ちしてしまう可能性があることです。
使用するときは、壁の目立たない部分で漂白剤を少量付けてみて色落ちしないことを確認してから掃除されることをおすすめします。
色落ちが心配される場合は、アルカリ洗剤でもカビ落としの効果がある程度は期待されますので、アルカリ洗剤で丹念に掃除をしてみましょう。

アルカリ性洗剤

■まとめ

壁紙の汚れをご紹介してきましたが、どうしても壁紙の汚れが取れない場合もあります。
例えば、頑固な汚れであるカビなどは、色落ちの問題で漂白剤が使えないなど、どうしても落とせない汚れになってしまうこともあります。
どうしても落としたいという気持ちから、こすりすぎて汚れを落とすどころか壁紙を傷めてしまったり、破いてしまったりするという可能性もあります。
そういう場合を考えて、汚れが取れない場合は無理をせずに、プロの壁紙クリーニング業者に掃除を依頼するという選択もあります。
落ちづらい頑固な汚れやカビも、プロに頼めば簡単にすっきりきれいにしてくれますのでおすすめします。

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