「最大5,000円還元の『マイナポイント』の気になる登録方法」

TVコマーシャルや雑誌の記事などで知られている「マイナポイント」とは、マイナンバーカードの普及のために総務省がキャッシュレス決済事業者と連携し、マイナンバーカード保有者を対象にした還元ポイントのことです。
マイナポイントを付与する総務省の「マイナポイント事業」は、2020年9月から2021年3月末までの7か月に渡って実施されます。
還元率は25％、20,000円分の買い物での利用・チャージに対し1人あたり5,000ポイント（5,000円相当）が付与されるのですが、今回はマイナポイントをゲットするために何をしなければいけないかをご紹介していきます。

そもそもマイナンバーカードで何ができるの？

マイナンバーカード本来の使途は、行政の効率化を目的に2016年から始まったマイナンバー制度を利用するためのカードで、子どもから高齢者まで日本に住民票を持っている1人ひとりに12桁の個人番号（マイナンバー）が割り当てられているものです。
このマイナンバーと氏名・住所・生年月日に顔写真が貼り付けられたICチップ付のカードがマイナンバーカードなのです。
マイナンバーは、日本に住民票を持つ人に割り当てられますが、マイナンバーカードを取得するのは任意です。
ご存知のようにマイナンバーカードは、現在オンラインでの確定申告の手続き（税金の電子申告をする「e-Tax」を利用できる）や、身分証明書として利用できるカードとしての役割を持っています。
また、地域によってはコンビニのマルチコピー機から、住民票などの公的証明書の発行手続きもできるようで、2021年3月から健康保険証としての利用もできる予定になっています。

◇マイナンバーカードの交付申請について

マイナンバーカードの交付申請をするには、役所などの指定の場所に行き申請処理を行なうと自宅にマイナンバーカードが届けられる方法と、パソコンやスマホ、郵便、まちなかの証明用写真機などから申請して、受取時に指定された窓口に受け取りに行く方法の二つがあります。
マイナンバーカードの交付申請を行うと、およそ１か月で居住地域の市区町村から交付通知はがきが自宅に届きます。
本人確認のために必要なもの（運転免許証など）と、交付通知はがきを持参し、交付通知はがきに記載されている交付場所で、記載された期限までに本人が受け取る形になっています。
また、マイナンバーカードには有効期限が設定されており、20歳以上なら10回目の誕生日、20歳未満なら5回目の誕生日までが使用期限となっています。
期限切れになってしまいますと身分証明書としての効力が失われますが、更新手続きは簡単にできますので、引き続き利用する場合は更新することを忘れないようにしましょう。

マイナポイントをゲットするためには

ポイント還元をするための費用は、国の予算から2000億円が用意されており、マイナンバーカードの普及をするとともに、国民の消費活性化を図るために実施されます。
マイナポイントは、マイナンバーカードの保有者（これからマイナンバーカードを取得する人も含む）が対象となります。
マイナンバーカード保有した後に、マイキーIDを設定し利用するキャッシュレス事業者のキャッシュレス決済サービスを一つだけ選択して登録します。
決済サービス事業者は、電子マネー系、QRコード系、クレジットカード系、プリペイドカード系、デビットカード系などがあります。
選んだ決済サービスを使って買い物、もしくはチャージ購入するコード決済や電子マネーへのチャージなどで、支払い後2か月以内に使用した金額の25％、最大5,000ポイント（5,000円相当）が還元されるという流れになっています。
つまり、付与されるポイントは、20,000円分の利用が上限ということになるわけです。
もちろん、マイナポイントはPayPayなら「PayPayボーナス」、楽天ペイなら「楽天ポイント」として選択したキャッシュレス事業のポイントとして付与されます。