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生活・お金コラム「冬の暖房の省エネ法」

「冬の暖房の省エネ法」

家計のやりくりの悩みで多いのが光熱費の高騰ですね。
特に冬の暖房費は高いなぁ~と嘆いている方も多いことと思います。
今回は、少しの工夫で電気代を抑え、冬の暖房費を節約する方法をいくつかご紹介していきます。

■意外!!冬の暖房費は夏の冷房費より高いという現実

今や、夏は冷房、冬は暖房とエアコンの利用は必須ですね。
実は、エアコンは暖房利用時の方が冷房時より消費電力が多いので、電気代が高くつくと言うのをご存知でしたでしょうか。
なぜ、そういうことが起きるかと言いますと、冬の方が室内外の温度差が大きいからなのです。
たとえば、冬に室温を24度にすると外の気温(5度…真冬)とその差は19度、夏には室温27度の設定で外気温(34度…真夏)ですと、その差を7度、冬の19度差と7度差では一目瞭然ですね。
つまりエアコンの暖機運転は、設定温度までの差の開きを埋めるために時間がかかるため、冷房よりも電力の消費量が多くなるということなのです。
また、夏は暑いから外へ行きたくなくとも、プールや海へ行くことも多く、外へ出る機会が増えますので日中エアコンを使用するのも、毎日というほどではありません。
しかし、冬は寒さや雪の影響で外出する機会が夏よりも減るため、エアコン使用時間が増えますので電気代が高くなるというわけです。
冬の暖房器具もエアコンだけでなく、電気カーペットやこたつにファンヒーター、そして電気ストーブなど、使用する暖房器具も多種あります。
こうなると、エアコンの消費電力だけでなく使用する暖房器具の電気代もかかりますので、冬の光熱費は使用量が増えてしまい家計を握る方にとって節電は切なる願いと思います。
そこで、まずはエアコンを例にとって節電効果が出せる方法を見ていきましょう。

■エアコンの上手な節電テクニック

◇設定温度をできるだけ低くしていく

エアコンは、室内を温度設定に合わせて稼働しますので、外気温と設定温度の差をできるだけ少なくなるように設定すれば、あまり電気代を使わなくて済むことになります。
しかし、どうしても冬場の方が夏よりも、外気温と設定温度の差が出てしまいますので、節電するには室内でなるべく厚着をして外気温との差を縮めていく工夫が必要となります。
たとえば、外気温5度くらいの時は、室内設定を20度くらいにして厚めのセーターなどを着こむなどして、設定温度をできるだけ低く抑えれば、電気代も抑えることができます。

◇自動運転モードでエアコンを利用

電気代を気にしてエアコンの電源のオン・オフを繰り返していては本末転倒です。
オン・オフをするたびの電力消費が跳ね上がりますので、エアコンの運転モードは自動運転や省エネ運転に設定しておき、電源のオン・オフの繰り返しを避けるようにすると良いでしょう。

◇部屋全体を暖める工夫をしてみる

暖かい空気は、部屋の天井のほうへ溜まっていきますので、ルーバーを下向きにしておき、扇風機やサーキュレーターで団旗を部屋中に巡回させ室内を暖かくして消費電力を抑えましょう。

◇窓の断熱を試みる

エアコンで暖めた空気が、外へ逃げ出してしまうと部屋は暖まりません。
そこで、外の冷気をシャットアウトするために窓ガラスを断熱ガラスにするとか、断熱シートや断熱フィルムを貼ってみると冷気を遮断できる効果を狙えます。
また、厚手のカーテンや断熱カーテンを利用するのも効果的です。

◇エアコンのフィルターの掃除はマメに行う

エアコンのフィルターに、ほこりなどが目詰まりしているとエアコンの性能が落ちてしまい、電気を多めに使うことになってしまいます。
2週間に一度くらいの目安で、フィルターを外し掃除機でほこりを吸い取りましょう。

■そのほかの暖房器具で行う暖房節約のコツ

冬場の室内で「こたつ」は、暖をとるのに最適な暖房器具です。
下半身を暖めてくれる「こたつ」は血行を促進しますし、家族団欒で心もほっこりしてきます。
こたつの場合は、掛け布団だけでなく敷き布団も厚めにして、保温効果をあげることでエアコンの設定温度は低くても寒さを感じないようにできます。
また、電気カーペットを使用している場合は、カーペットをそのまま床に敷いてしまうと熱が逃げてしまいますので、カーペットの下に断熱マットを敷くようにしましょう。
冬はエアコンだけに暖房を任せるのではなく、他の暖房機器の特徴や効果を理解し、工夫して暖房器具を組み合わせて節電に役立てみることをおすすめします。

■まとめ

冬の室内の暖房を下げないために、ドアや窓の開け閉めを少なくするように生活をしましょう。
また、寒ければセーターやカーディガンを羽織るとか、ひざかけを使用する、厚ぼったい靴下を穿くなど、いろいろ利用して体感温度を上げる工夫をすると良いでしょう。
また、体が冷えてきて寒くなったら熱めのお風呂につかり、早めに睡眠を取るのも暖房費の省エネ方法となりますのでご活用ください。

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