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9.232020
主婦の知恵コラム「夏から気になっている『足のむくみ解消』について」
目次
「夏から気になっている『足のむくみ解消』について」
何か足がだるいなぁ~と思って、ふくらはぎを揉んでみると足がむくんでいると感じたことはありませんか。
仕事で一日、立ちぱっなしだったから、足が疲れてむくんでいるということもあるでしょうし、座っていても意外と足がむくむことがあるようです。
足のむくみは、血流の流れが関与しているようで、たとえば暑い夏に足のむくみをよく感じたことはないでしょうか。
つまり、日中エアコンの効いたオフィスで、椅子に座っているだけでも足がむくむのは、体が冷えすぎてそれを解消するために、体幹部に血流が集中するため四肢末端の血流が滞るからです。
夏場に気になっていた足のむくみを、そのままにしておくと季節の変わり目に、体調を崩すこともあるかもしれません。
そこで今回は、むくみの原因や予防方法など、むくみ解消についてご紹介していきます。
むくみの原因
人の血液は、基本的に心臓から送り出され、全身を巡って再び心臓に戻ることを繰り返しています。
血液を心臓に送る役目をしているのが筋肉で、この筋肉のおかげで血液は体全体を滞ることなく流れています。
そして、体のむくみは血液の流れが滞った部分に、血液量が増えて血管外に水分が染み出すことで起こります。
特に、女性がむくみやすいのは、女性の筋肉量が少ないために静脈の血行がスムーズに動かないときもあることから、むくみが起きやすくなっています。
また、女性の場合、生理前や妊娠中、更年期など、ホルモンのバランスが変化することから、自律神経の乱れが起きて血行が悪くなり、むくみが出やすくなることもあります。
軽いむくみなどは、日常生活の習慣によっても起こることなので、「むくみ」の原因となることを把握して健康のためご注意ください。
◇水分不足と精神的ストレスとアルコール
体のむくみは、水分が多いときだけでなく水分が少なくても引き起されます。
それは、体の水分不足によって静脈の血行が悪くなり、動脈から血液中にしみ出た水分を静脈が吸収できない場合に起こります。
メカニズムとしては、吸収できない水分が皮膚と皮下組織内に溜まることで、むくみが起きているというわけです。
その他にも、精神的ストレスを抱えている状態でいると、自律神経自体が乱れることで血行が悪くなる現象もおきます。
また、アルコールを飲むと血管の透過性が高まり、血管中の水分がしみ出しやすくなりますので、むくみ防止には飲み過ぎないようにすることをおすすめします。
◇立ち仕事や長時間同じ姿勢
心臓から遠い位置にある足は重力の影響を受けており、どうしても血管から血液中の水分がしみ出しやすくなっています。
こうした状態は、立ち仕事をする人や座っている時間の長い飛行機での長時間移動などでも起きやすくなりますので、足を動かし血流を滞らせないようにすることが大事です。
むくみ予防のための気配り方法
体内に水分が不足しますと、血液内の水分濃度が下がり血液ドロドロ状態となってしまいます。
この状態が続きますと、腎臓や心臓などにも負担をかけてしまいますが、水分を摂り過ぎても、今度は血液の水分量が増えすぎてむくみの原因になりかねません。
飲料水の摂取量の目安は、1日1.5~2リットルと言われていますので、この量をこまめに飲むようにすることでむくみ予防のためにおすすめします。
また、長時間同じ姿勢でいますと、血流が悪くなりむくみの原因にもなりますから、作業中はなるべく体を動かし、定期的にウォーキングなどの有酸素運動を行ってむくみの改善に役立ててください。
◇きちんと睡眠をとることで、体に疲労をためない
仕事に追われ睡眠不足などから、疲労がたまりすぎますと腎臓にも負担がかかり、腎臓機能の低下が起き水分(尿)の排泄がうまく出来なくなります。
そうした状態は、むくみを起こす可能性もありますので、積極的に休息を取るようにして体に疲労を残さないようにしましょう。
◇健康のために、気をつけたい塩分摂取と食事の関係
血液中の塩分が増えてしまうと、体はむくみやすくなります。
そして、心臓や腎臓にも負担がかかりますので、減塩を基本に料理するなどして、塩分の摂取量には注意しましょう。
肉や魚など、たんぱく質の食材を定期的に摂取するとか、野菜を必ず食事メニューに取り入れて、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル摂取も意識してバランスのとれた食事するように心がけましょう。
まとめ
軽度のむくみは、病気というほどのことではありませんが、そのまま放置していると徐々に体はだるくなり、疲労が溜まりやすくなって免疫力の低下を引き起こしてしまう可能性もあります。
むくみは、運動不足などで起こる軽いものから、心不全や腎不全などの疾患が原因となって引き起こされるむくみもあります。
普段から生活習慣に気を配り、セルフケアを十分に行って健康的な生活をお過ごしください。