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主婦の知恵コラム「手軽にできるハーブの育て方」

ハーブ栽培

「手軽にできるハーブの育て方」

その香りで癒し効果を感じるハーブは、元来、野草として植生していたものがほとんどだそうです。
その昔からお茶や料理、そして薬に利用するとか、また最近では香りを楽しむために庭やプランターで栽培をする方も増えているようです。
野草だったことからも、ハーブは丈夫で手間がかからずに育てることが可能なことから栽培する方が増えたのかもしれません。
今回は、お茶や料理、お部屋のフレグランスにも使えるハーブの育て方をご紹介していきます。

ハーブ栽培

ハーブの育て方・準備するもの

ハーブを植えるのに必要なものは、ハーブ用の土、鉢やプランター、鉢底ネットや鉢底石、小さめのスコップにガーデングローブなどのアイテムです。
ポピュラーなハーブであれば、種も苗も園芸店などで販売されていますので、どちらでも選んで植えることが可能です。

◇どのような土でハーブを育てるか

ハーブは、水はけの良い土を好みますので、水はけのよい特徴を持つ赤玉土や腐葉土が適しています。
それぞれの特徴は、赤玉土が通気性、排水性、保肥力などに優れており、腐葉土は保水性や保肥性を高める効果を有しています。
赤玉土を7割、腐葉土を3割の配分で混ぜ合わせて、基本的な栽培用の土作りをしましょう。
基本的に土は、大玉になるほど排水力がありますので、水はけを変える場合は赤玉土の小粒と中粒をほどよく混ぜて調整してみると良いでしょう。
園芸ショップなどでは、ハーブ栽培向けにブレンドされた「ハーブの土」なども販売されていますので、土いじりが初めてな方でしたら市販の専用土を利用されることをおすすめします。

◇ハーブ用肥料の注意点

ハーブは、野草育ちで丈夫なことから過保護にしないよう、庭やプランターなどで育てるにしても、あまり栄養過多にならないように土の管理をすることをおすすめします。
栄養を与えすぎますと、香りが余り立たないとか食感が固くなったりする場合がありますのでご注意ください。
基本、日光によく当てて排水と土の湿り気を維持できれば、育成環境としては良いのですが、もし見た目に葉色が薄いとか全体的に力強さが感じられないようでしたら、液体肥料を水で適量に薄めて水やりのときに与えてみましょう。

ハーブの植え方手順

初心者の方は、ハーブの苗から育てるのがおすすめですが、種を植えるのもさほど難しくはありません。
種まきは、2月から春先の4月頃までに植えていきますが、その手順は鉢やプランターの底に網を置いて鉢底石を薄く敷きます。
その上から、土を鉢やプランターの上から2~3センチ下まで入れて、苗や種を植える穴を開けて植え付けをします。
植えた部分を指で軽く押さえて、あとはたっぷり水をあげればOKです。
水の量は、鉢やプランターの底から水が出るくらいあげても良いでしょう。
室内で育てる場合は、屋外よりも水分の蒸発が少ないので、土の乾燥具合を見ながら水を与えてください。
与えすぎると、根腐れを起こし枯れてしまう場合もありますので、ハーブの葉の乾燥具合などを観察して、葉がしなれてきたらあげるようにしてください。

◇室内での鉢やプランターの置き場所

ほとんどのハーブは、日光が大好きですので、室内ではできるだけ陽の当たる場所に置くことが望ましいです。
キッチンやリビングなどの陽が差し込む出窓などにおいておくのがおすすめです。

芽や葉が出てきたら、間引きをしよう

種をまいてから1~2週間経つと、芽が出てきますがこの時に苗同士がお互いを阻害する場合がありますので、芽が双葉になった頃には間引きを行いましょう。
芽が出てきた感動もつかの間、間引くのは忍びない気持ちになりますが、ここはぐっとこらえて苗の健やかな成長と思って間引いてください。
また、成長したハーブの株の収穫を増やすために、古い枝や余分に伸びている茎を切り新しい枝茎を促す「切り戻し」や、枝の先端にあるいくつかの芽を摘み、残した芽の生長を促す「摘心(てきしん)」も、成長を促すために必要ですので必ず行ってください。
葉が出てきたら、葉を触れてみてあまり香りがしないものや、茎が細いものや虫食いのあるものは間引きをしましょう。
間引いた後は、苗の根元がぐらつかないように土を抑え固めておきましょう。
プランターで育てている場合は、5~6センチごとに元気そうなものを残し、苗を間引いていくようにします。

まとめ

ハーブのある生活は、植物という生命を育てる楽しみと食卓を彩る効果をもたらします。
キッチンカウンターや出窓のあるリビングなどに、ハーブを植えたプランターを置き栽培し、食材にハーブを使うメニューを考えハーブティーを飲用するなど、ハーブは実用価値の高い植物です。
ハーブは、そのほとんどの種類が簡単に育てられるものばかりですので、食用や観賞、そして香りを楽しむために育ててみてはいかがでしょうか。

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