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11.42020
趣味のコラム「プチ移住で田舎暮らしを楽しむ方法」
目次
「プチ移住で田舎暮らしを楽しむ方法」
自然豊かな場所で、のんびりと趣味を楽しみながら暮らしたいとか、自然に囲まれた土地で子育てをしてみたいというような、都会から離れた環境で生活をしたいと考えている方も少なくないかと思います。
しかし、都会での仕事を辞めて田舎暮らしをするという決断に、なかなか踏み切れない現状に悩まれている方もいらっしゃるでしょう。
それは、のんびりと暮らしてみたいと田舎への移住に憧れを持たれていても、実際に移住してみたら理想とはまったく違っていたということを、良く聞かれるからではないでしょうか。
失敗談を耳にすると、簡単には決断できないという気持ちもよくわかります。
今回は、そうした移住にまつわる不安を取り除くために、試験的に好きな場所で数日から数週間、数カ月の間、田舎暮らしてみるという「プチ移住」についてご紹介をしていきます。
田舎暮らしとは
豊かな自然の中で暮らすことができるのは、地方移住の最大メリットではないでしょうか。
海、川、山、そして広がる大地で釣りやキャンプ、トレッキングに山菜やキノコ採りなど、自然と触れ合うことで心が解放される気分に浸れます。
田舎暮らしをして感じるメリットは、周りをあまり気にせず生活ができることではないでしょうか。
特に都会生活では、集合住宅でも戸建てでも生活音や料理中の臭いなど、周囲に気を使わなければならないこともあります。
田舎暮しですと、隣近所の家とはある程度離れていることが多く、周囲の目を気にせず生活できるメリットがあります。
過疎化を問題にされている地域では、空き家も多く安い家賃で戸建てを借りることが可能ですので、DIYの趣味をお持ちの方なら、家具作りをしたり賃貸の戸建てをリフォームしたり、家の持ち主の許可さえもらえれば好きなことが可能です。
また、土地を借りて本格的に家庭菜園をしてみるのも、条件さえそろえばすぐにでも始められるでしょう。
そして、ペットを飼うことも都会生活ほど、気兼ねなく出来ることでしょう。
◇田舎暮らしにもルールがある
自由に楽しく暮らすことができそうな田舎暮らしにも、いくつかのルールがあります。
地域によってその内容に違いはありますが、集落単位の助け合いをしながら生活するというのが基本になっています。
たとえば、地域の行事や催事、草刈り、雪かきなど住民全員で助け合って生きています。
つまり、田舎暮らしを成功させるには、都会の生活では味わえない共同作業にも積極的に参加していく必要があります。
田舎暮らしに実現するためには
自然豊かな環境で暮らすということは、都会生活で体験をしたことのないことも多くあります。
たとえば、自然に囲まれていることから、蚊やハエ、その他の虫なども都会より多く存在する環境だという現実があります。
そして、会社勤めを辞めて、農業で独立しようと土地を活用し、生計を立てようと考えても、最初は簡単にうまくいくとは限りません。
この他にも、田舎ならではの慣習や方言にも慣れていき、人付き合いも欠かせないこともあり、実際に、憧れだけでなく田舎で暮らしてみないとわからないことは色々とあります。
◇移住実現のための「プチ移住」と言う選択
地方移住を実現するには、仕事や子どもの教育問題など、個別に検討すべき課題はいくつかあると思います。
そして、その課題は簡単には結論が見えてこないかも知れませんので、まずはプチ移住を始めてみることをおすすめします。
おすすめする理由は、移住の検討材料として自分たちの描く理想と、住んでみての現実にギャップがあるのかないのかを確認することが、プチ移住で見えてくるからです。
いきなり、田舎暮らしを始めるより移住体験を重ねて、理想と現実を肌で感じてみて田舎暮らしが自分たちに合うかどうかを探ってみましょう、
◇プチ移住の始め方
各自治体が開催している「プチ移住ツアー」のようなプログラムに、参加してみるのも一つの手段と言えます。
このようなツアーは、一般的に現地の住民の方たちとコミュニケーションをとるための交流会への参加などもありますので、地域の人とつながるための方法を確認するのに役立ちます。
せっかく買った野菜は、できれば最後までムダなく美味しく食べきりたいもの。つまり、移住先での人間関係づくりは、快適に過ごすために必要不可欠ですから、実際に交流して雰囲気を味わうことは、移住後のイメージを想像するのに役立つということです。
情報収集の観点から言いますと、移住相談ができる場所の紹介、移住についてのHOW TOなどの情報の発信を行っている「一般財団法人 移住・交流推進機構(JOIN)」
を活用されるのも一つの手段です。
JOINのホームページ(https://www.iju-join.jp/)では、各地で開催されるイベント・セミナー情報、各地域の魅力紹介、仕事・空き家検索情報、地域おこし協力隊の情報などを紹介していますので、期間限定の移住体験などを探してチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
まとめ
現在、様々な社会構造の変化に伴い、働き方も多様化してきています。
今後、働き方改革の推進などで、仕事の内容によっては通勤せず、リモートで働く業種や企業も増えていくことと思います。
移住の大きな課題である仕事が移住先で継続できる時代が来ると、地方移住希望者は増えていくでしょう。
やがて訪れるそうした時期に備える意味でも、今のうちから具体的な移住先、移住後のライフスタイルなどを検討するために、「プチ移住」を検討されてはいかがでしょうか。