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趣味コラム「クラシックバイクの魅力」

クラシックバイクの魅力」

クラシックバイクとは、ヴィンテージ感のあるデザインながら、バイク自体の機能や装備は最新テクノロジーが活かされ、安全に走行できるバイクである特徴があります。
家具で言えば、アンティーク家具が人気なことと同じように、クラシックバイクも歴史を感じるバイクへの憧れであるとか、流行に左右されることないモノへの気持ちの表れではないでしょうか。
クラシックバイクの魅力は、そうした伝統美に溢れる美しいデザインにあるかと思います。
そこで、今回はバイク特集として「クラシックバイクの魅力」についてご紹介をしていきます。

クラシックバイクとは?

根強いファンが多いクラシックカーやクラシックバイクですが、実際には乗ってみたいなと思っても整備やパーツの供給面から考えると、そう簡単に購入には至らないようです。
ちなみに、ヴィンテージバイクと言うと1950年以降のロードレースで活躍したカフェレーサーバイクがあげられます。
イギリスの若者が、ロードレースタイプのバイクでカフェに集まったことから、この名称がつけられました。
そして当時、人気のバイクメーカーと言えば、イギリスのノートン、トライアンフ、BSA、イタリアのモトグッチ、ドゥカティーなどが挙げられ、この時代に生産されたバイクをヴィンテージバイクと呼んでいます。

その後に登場した1960年から1970中盤に生産されたバイクが、現在、オールドルックと呼ばれるクラシックバイクの先駆けです。
その構造の基本は、フレームがシングルクレードルフレーム、エンジンは空冷のシングルカムかツインカムを搭載し、外観は落ち着きのあるクラシカルな雰囲気を持っていました。
バイクそのものは、シンプルな構造でメンテナンスも容易であり、独特のエンジン音と排気音を味わいながら走行を楽しむことができました。
今から、半世紀近く前に時代の寵児として一世を風靡したバイクのデザインは、当時のユーザーのみならず、バイク好きには懐かしさや親しみのあるバイクとして魅力満載のバイクなのです。

現在も、乗ることができるオールドルック系クラシックバイク

国内のバイクメーカーであるHONDA、YAMAHA、SUZUKI、KAWASAKIには、オールドルックタイプの現在も通用するクラシックバイクの名車があり、中には今でも生産されているバイクもあります。

◇HONDA GB250クラブマン

GB250クラブマン

1983年に発売されてから1997年まで生産されていた、HONDAの超ロングセラーバイクです。
元々は400ccバイク向けに設計されていたものをチューンしたバイクで、安定した性能と作りの頑丈さが魅力の一台です。
エンジンは250ccの単気筒、高回転域までスムーズに吹き抜ける能力を持ち、スロットルを吹かすとすぐエンジンが回転するレスポンスの良さが特徴です。
市街地や登坂道などをスポーティーにワインディングするには、抜群の走りを発揮する能力を持っています。
外観も、余計なモノをそぎ落としたシンプルな造りで、レトロ感溢れるクラシックバイクです。
現在、生産は終了していますので、最終型の97年式が中古市場で30万円前後からの価格となっています。

◇Kawasaki エストレヤ250

エストレア250

1992年から2017年まで生産されたクラシックバイクです。
1970年頃に販売されていた「W1スペシャル」を思わせる外観とエンジンフォルムは、まるで英国車を感じさせる気品ある格調の高さを醸し出しています。
販売当時、カスタムパーツが豊富にあったため、自分仕様にカスタムできる楽しさがライダーの人気の的でした。
カスタムすれば、ロードレーサータイプにも変化できるクラシックバイクの逸品と言えるでしょう。
現在、生産は終了していますので、最終型の2017年式が中古市場で50~70万円前後からの価格となっており、新車の価格より高い金額での取引も行われている人気車種です。

◇SUZUKI ST250 E type

スズキ ST250

2003年から登場したスズキのクラシックバイク ST250は、2014年まで生産されていました。
単気筒エンジンを搭載したスポークホイールと、大きなヘッドライトが特徴のクラシックバイクです。
ガソリンタンクは、ヴィンテージ感あふれる造りでシンプルなメガホンマフラーと分割されたシートはクラシックバイクらしさを感じさせてくれます。
シート高が割と低く、足つきに不安もないことから長距離走行でも疲れないシートと評判が良かったようです。
現在、生産は終了していますので、最終型の2014年式が中古市場で35万円前後からの価格となっています。

◇ヤマハSR 400

ヤマハSR400

1978年にデビューして以来、長年愛され続けている名車です。
400ccという排気量の影響もあるかもしれませんが、どっしりとした重厚感あふれる外観は、クラシックバイクの王道デザインです。
それも、ただクラシカルなだけでなく、スポーティーさやカジュアルさも兼ね備えているスタイリングは、デビューの78年からの脈々と受け継がれてきました。2008年からの排出ガス規制に、対応しきれないことから生産終了になりましたが、2018年には規制適合モデルが再々デビューし、現役モデルとして今も顕在です。
現役モデルとして、新車で乗れるクラシックバイクの秀逸の一台です。

■まとめ
クラシックカーやクラシックバイクというのは、伝統美溢れる美しいデザインが魅力です。
伝統的でクラシカルな雰囲気を持つオールドルック系のクラシックバイクで走るときは、レトロな雰囲気のヘルメットや服装にも凝って街を走ってみると、周囲の景色の見え方も、いつもとは違いノスタルジックに感じられるかもしれません。

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