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10.282020
主婦の知恵コラム「フローリングの手軽な掃除法」
目次
「フローリングの手軽な掃除法」
掃除機を毎日かけているのに、なぜかフローリングの床にはごみが目立つという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
実際に食べ物カスが落ちていても、畳や絨毯の上だとあまり目立ちませんが、フローリングではかなり目立ちます。
室内は、ハウスダストも落ちているため、常にそうした汚れが目立ってしまうわけで、フローリングは定期的に掃除をすることが必要となります。
そこで今回は、フローリングの手軽な掃除方法についてご紹介していきます。
フローリング汚れの素とは
光の当たり具合では、パッと見で汚れていないかと思っても、フローリングの床はこまめに掃除をしませんと汚れが溜まります。
フローリングの汚れで気になるのは、まずはホコリ、次にざらつきやベタつきではないでしょうか。
べたつき始めている状態は、かなり汚れが溜まっている証しかもしれません。
そもそも、フローリングの汚れの原因というものは様々ありますが、主に足裏の皮脂汚れ、髪の毛や垢、衣服の繊維クズ、室内のホコリ、窓際や外から入り込む砂ぼこり、食べ物カスやキッチンの油などが挙げられます。
食べ物カスや垢は、ダニのエサになりますし、皮脂の汚れは細菌やカビが発生する原因ともなります。
フローリングの簡単掃除方法
フローリングの掃除で大切なことは、ハウスダストなどのゴミをできるだけ舞い上がらせずに掃除することです。
フローリングで目立つ汚れは、髪の毛、食べ物のカス、ホコリですから、日常の掃除で掃除機をかけていれば、さほど問題はありません。
フローリングの床に絨毯などの敷物を敷いている部屋も、見た目はきれいに見えますが、実際はフローリングと同じようにゴミは落ちています。
特に絨毯など毛足の長い敷物は、ごみが奥に入り込んでしまっていることもありますので、掃除機で入念に吸い取るようにしましょう。
気をつけなければいけないのは、掃除の手順を考えてホコリやゴミを散らかさないように掃除をすることです。
フローリングの基本掃除方法
フローリングを掃除するときには、効果的な掃除の順番というものがありますので、順を追ってご紹介していきます。
◇1.ドライシートを使う
フローリングに舞い落ちているホコリやゴミを、そのまま掃除機で取ろうとすると掃除機の排気側のホコリは舞い上がり、あらゆるところに飛んで行ってしまいます。
空気中に一旦舞い上がったホコリは、壁に貼り付いたり床に再び落ちたりするまでに数時間もかかると言われています。
そうなりますと舞い上がったホコリは、その場では掃除できていないことになりますので、掃除機をかける前にフロアワイパーなどにドライシートを取り付け、目立つホコリなどは絡め取っておくようにします。
家具の下の埃なども同じ要領で掃除しておくと掃除機もかけやすくなります。
また、シートをウェットタイプで行えば、ホコリだけでなく軽い汚れも取れて床も水拭きしたようにきれいにすることができます。
その他にも、マイクロファイバーのモップなどありますので、掃除の仕方によって揃えておくと便利です。
◇2.掃除機のかけ方
掃除機は、ノズル部分を床から浮かせないようにするため、往復1回で動かす幅は80~90センチ幅(もしくは身長の半分程度)で動かしましょう。
その時、ノズルを床に強く押し付け、速いスピードでノズルを動かさないようにご注意ください。
その理由は、ゆっくりかけた方が、速いスピードでノズルを動かすより吸い取れるゴミの量が増えるからです。
◇3.仕上げは水拭きをする
水拭きで汚れを落とすために洗剤を使用する場合は、ワックスコーティングのフローリングの場合、コーティング剤によって使用できる洗剤が異なってきます。重曹などのアルカリ性の洗剤は、ワックスを溶かしてしまう可能性がありますので注意が必要です。
油汚れ、食べ物汚れなどの場合は、キッチンにある中性洗剤を薄めて、雑巾などに含ませ汚れを拭き取ると良いでしょう。
汚れが取れたあとには、水拭きした水分を残さないように、しっかり乾拭きしてください。
汚れが軽い場合は、洗剤を使わずに雑巾を水で濡らし固く絞り拭き、仕上げに乾拭きすることをおすすめします。
また、無垢や白木、畳などの天然素材の床の場合、水拭きすると劣化や変色の原因になりますので、拭き掃除は必ず乾拭きだけにしましょう。
まとめ
フローリングの床は、ホコリが溜まったりとか皮脂がついたりとか、室内のなかでも汚れが目立ちやすい場所です。
忙しいと、フローリングに掃除機をかけるだけで終わらせてしまいがちになりますが、それでは完全に汚れは取り切れていません。
フローリング掃除は、ご紹介した手順のように、ちょっとした手間をかけることで見違えるようにきれいさを保つことができます。
きれいなフローリングの室内で過ごすと気分も明るくなりので、フローリング掃除のときに少しだけ手間をかけてみませんか。