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エンジョイ♪湘南暮らし⑧|野鳥観察は歩きやすい冬がおすすめ♪~カワセミくんに会えるかな?

カワセミ

さて問題です!藤沢市のシンボルとなる“木”は「クロマツ」、“花”は「フジ」、では“鳥”はなんでしょうか?答えは「カワセミ」。皆さんは藤沢市の鳥、カワセミを見たことありますか?カワセミは漢字で「翡翠」と書きます。まさに「飛ぶ宝石」と呼ばれるほどコバルトブルーの羽が美しい小鳥で、探しに行くと市内でも見つけることができますよ。寒いと運動不足になりがち、冬こそ元気よくバードウォッチングに出かけましょう♪

カワセミ

なぜ藤沢市の鳥がカワセミに決まったのか、ざっくりとご説明しますね。1992年(平成4年)に、藤沢市のシンボルとなる「鳥」を選ぶことになり、市民代表と学識経験者などで「市の鳥選考委員会」が設置されました。その選考委員会で候補の「鳥」を15種選び、市のシンボルとしてどれがふさわしいか、15種の鳥の写真入りの応募シートを作成して公民館などで配布しました。そして関心を持った市民から4,748通の応募があったそうです。その結果、第1位はユリカモメ(583票)、2位ツバメ(551票)、3位シジュウカラ(496票)、4位モズ(485票)、5位カワセミ(442票)となりました。カワセミは1位ではなかったのですね!しかし、あえて5位のカワセミが選ばれたのは「グリーンの羽がみどり、おなかのオレンジが太陽、背中のブルーが海を象徴」して藤沢のイメージにふさわしいこと。また、カワセミが生息することが環境浄化の指標となるから、という理由からだそう。なるほど納得ですね。藤沢市のシンボルなので、市役所や公民館の災害時非常対応自動販売機、市の清掃車などにはカワセミのイラストが描かれています。この写真も市役所の中のどこかにいるカワセミです♪市役所行ったら見つけてくださいね!

カワセミのイラスト

せっかく藤沢市の鳥に決まったのに、当初は「カワセミなんて見たことない」という声が多かったそう。そこで市は大庭裏門公園に人工の崖を作り、カワセミの人工営巣地にしました今でも市民ボランティアの方が営巣地を管理していて、カワセミが来るようになりました。カワセミの大きさは17センチほどでスズメくらい、頭部とくちばしが大きくてカワイイですね~♪小さくても羽の色が鮮やかなので見つけやすいです。

カワセミの人工営巣地

大庭裏門公園(大庭野鳥公園)へはJR辻堂駅北口2番乗り場からバスが便利、「大庭小学校」下車です。大庭市民図書館の裏にある緑豊かな大庭裏門公園は、野鳥の保護と観察のための公園なので中には入らずに、板塀の観察窓(穴)から公園内の自然を観察するようになっています。野鳥の種類や見分け方などについて説明プレートが貼ってありますから、野鳥に詳しくなくても楽しめますよ。お子さんの自由研究にもいいですね。

川沿い写真

カワセミは水鳥ですから川沿いの遊歩道を歩いていると会えることが多いです。藤沢市内には、北部の目久尻川、市のほぼ中央を流れる引地川、横浜市との境にある境川の主に3つの川が流れています。大庭裏門公園の池より、流れがあって魚が泳ぐ川辺のほうがカワセミに会えるチャンスが多く、比較的近くで見ることができますよ。また新林公園や鵠沼のハス池、長久保公園(都市緑化植物園)内のスイレンの池にもほぼ定着しいて、カワセミの写真を撮る愛好家の方も通っています。

野鳥観察

かわいいカワセミを見かけるとつい大声を出しそうになりますが、気配を察するとすぐに飛んでいってしまいますから驚かさないようにしてくださいね。また餌をやるのも厳禁です。くれぐれも野鳥観察のマナーに気をつけて。藤沢の自然を大切にして、カワセミが住みやすい環境を整えてあげたいですね。

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