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1.152022
【エキスパート藤沢辻堂店 新入荷情報】三楽(現:メルシャン)オーシャンウイスキー シップボトル10年 760ml 入荷いたしました
「三楽オーシャン」という単語をお聞きの方もいらっしゃるようで最近いないという。
もはやその単語すら過去の遺物となりつつありますが、1970年代までは北海道の超巨大酒類製造販売企業
「ニッカウヰスキー」を超える成績だった「三楽株式会社」が製造販売していた
「オーシャンウイスキー」の10年熟成ボトル 入荷しました。
「三楽」は現在も酒類を製造/輸入/ブレンド/販売している「メルシャン」の前身企業。
三楽のウイスキー部門の代表的な銘柄が「オーシャン・ウイスキー」。
サントリーオールドとオールドパーを足して2で割ったような見た目の少し不格好なボトルが特徴で12年熟成ボトルが多く
次いで「グロリア・オーシャン」と呼ばれるシップボトル10年とほぼ同じ見た目のガラスボトルの製品があります。
「オーシャンウイスキーシップボトル10年」は、年数表記のない「グロリアオーシャン」と同じ系譜の
ブレンデットウイスキーですが、
軽井沢蒸溜所で生産されていた「モルトウイスキー原酒」と、川崎市にあった川崎蒸溜所の
「グレーンウイスキー原酒」の長期熟成10年原酒をブレンドした逸品。
軽井沢蒸溜所では小規模ながら、ウイスキーの本場イギリスでマッカランなどが使用していた「ゴールデンプロミス種」の
麦芽を使用しシェリー樽で熟成するなど、その本気度が違うウイスキーとして知られてました。
川崎市鈴木町にあった「川崎蒸溜所」で造られていたグレーン原酒も素晴らしい評価で、蒸留所が解散した後の原酒は現在
イチローズモルトを展開する「ベンチャーウイスキー」に引き継がれ、後年「シングルグレーンウイスキーKAWASAKI」
として発売されるなど、現在においても高い評価を得ています。
手本としたのがスコッチウイスキーだけあって、ナシやリンゴといったフルーティな香りを持つシェリー樽の特徴と
若草の香りとも形容されるグレーンウイスキーの苦みが心地よい今となっては蒸留所がなくなってしまったことが惜しまれる
ブレンデットウイスキーのひとつとなっています。
会社はもちろん蒸溜所すら跡形もなくなってしまったため「味」を復興することが困難であることから、
高い人気ゆえに価格もプレミア化して来つつある「オーシャン シップボトル10年」
エキスパート藤沢辻堂店では、インターネット販売のほかに店頭でも販売を行っております。ぜひ見にいらして下さいね!
またの辻堂店お酒情報をお楽しみに!!
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