ブログ
7.182019
主婦の知恵コラム「エアコンの冷え具合を改善する方法」
目次
「エアコンの冷え具合を改善する方法」
春から初夏に差し掛かり、久しぶりにエアコンの電源をオンにすると「なんだか冷えが弱いなぁ~」と感じたことありませんか?
通常エアコンの寿命は10年と言われておりますが、10年過ぎてもきちんと動いてくれるものもあれば、6~7年でエアコンの効き具合に不具合が出るものもあります。
機械ですから当たりはずれや故障はつきものですので、もしエアコンの効き具合がイマイチだなと感じたら、修理や買い替えを検討することも必要です。
ただ、故障や不具合ではなく日頃の使い方やメンテナンスが十分できていなくて聞き具合がイマイチということもあります。
そういう時のために、今回はエアコンの冷え具合改善のためのチェックポイントを3つご紹介していきます。
■エアコンが部屋を冷やす仕組み
そもそもエアコンが部屋を冷やしてくれているのは、部屋の暑い空気を室内機が冷媒を通して室外機に運ぶという循環作業です。
例えば、外気温がかなり高いと室外機が熱を放出しにくくなり、エアコンの効き具合が弱まるという現象が出やすくなります。
そのため、エアコンの効きを良くするためには室外機は直射日光を避け、なるべく涼しくなる場所が良いことになります。
■効率の良い冷えを確保するための室外機の環境を整える
室外機に直射日光が当たらないようにするのが一つのポイントではありますが、家の立地によっては、家の南側に室外機を置かなくてはいけない場合もあります。
その場合は室外機自体に日除け用のすだれを置いたり、植木鉢などを置いたりして室外機の置き場所に日陰を作ってみましょう。
注意点として、日陰を作るときは室外機の吹き出し口を絶対ふさがないように室外機の周囲は、日陰で風通しを良くすることを考えて設置するようにこころがけてみましょう。
◇エアコン室外機のメンテナンス
室外機は、雨ざらしになる場所に置いてしまうことが多いことから、室外機の排気口からホコリやゴミが入り内部の下部に溜まってしまうことがあります。
定期的に、ホコリやゴミをほうきやブラシで掃除するようにしておきましょう。
■エアコンの効き具合を良くするための室内機の扱い方
エアコンの効き具合の原因として多いのが、室内機における問題点のようです。
その中で一番の原因と呼ばれているのが、エアコンのフィルターにホコリが溜まっている場合です。
先にも説明しましたように、エアコンの仕組みは室内の空気を取り込んで冷やしていきますので、この時に室内に舞い上がっているホコリも一緒に吸い込んでいるわけです。
つまり、そのホコリがフィルターに密着し次第にホコリが重なるようにフィルターにくっついてしまうことで、目詰まりを起こし通風が妨げられていきます。
そうなりますと、室外機からの空気は冷媒で冷やされても室内へ出される量が減ってしまい冷房が効きづらくなっていきます。
◇エアコンが冷えない原因(ホコリ)の対処方法
エアコンのフィルターにホコリが詰まっている場合は、フィルターと吹き出し口も併せて掃除していきましょう。
まずフィルターの掃除方法は、必ずフィルターを室内機から外してください。
フィルターを外す時には、室内機の前にある前面のパネルの両側にくぼみか指をかけるような部分に両手の指を添えゆっくり開けていきます。
フィルターを取り外す際には、埃が落ちないようにゆっくり取り外しましょう。
また、フィルターについているホコリを軽く掃除機で吸い込んでから外すと、ホコリが室内に飛び散ることを防ぐことができます。
掃除機はフィルターネットを壊すといけないので、弱い吸引力で行いかけ終えましたら取り外し水洗いをしていきます。
この時、シャワーノズルがついている水栓で弱めの水圧を使い、全体をまんべんなく洗い流していきます。
薄めた中性洗剤と使い古しの柔らかめの歯ブラシブラシなどで、力をあまり入れないようにゆっくりとホコリを洗い流してください。
◇フィルターを洗い終わったら
フィルターを洗い終えたら、タオル等で水分を軽く拭き自然乾燥させ、完全に乾いてから元の位置に戻します。
フィルターが多少でも濡れたりしていますと、故障の原因を作ってしまう可能性がありますのでお気を付けください。
フィルターの水洗いは、季節ごとくらいに行うほどでいいと思いますので、2週間に一度ずつくらいの間隔で、掃除機を用いフィルターの表面のホコリを除去しておくといいでしょう。
◇吹き出し口の掃除方法
エアコンの吹き出し口を掃除するときは、まずエアコンの電源を切りコンセントを抜いてから始めてください。
吹き出し口にある可動式の部品などは、無理に動かさないようにして常にゆっくりと作業していきましょう。
吹き出し口の中が、黒カビで汚れているときは、割りばしのような棒状のものにキッチンペーパーを巻きつけ、水で軽く濡らして掃除を行ってください。
ペーパーに水を含ませすぎると、拭いた後のその水と汚れが冷気と共に出てくることもありますのでご注意ください。
■まとめ
実際に清掃を行うときは、事前に説明書のお手入れ方法も参考にしながら行っていくと作業もスムーズですし、故障しないように清掃することが可能です。
カーテンやブラインドを活用し、部屋の温度があまり上がらないようにするとか、扇風機を使い床に溜まっている冷気を動かしてあげると、室内の冷房効率はアップしますのでお試しください。