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主婦の知恵コラム「ガスコンロの汚れを落とす方法」

「ガスコンロの汚れを落とす方法」

普段何となく使ってしまっているガスコンロ、ふと見るとコンロの汚れた焦げ付きにびっくりしたことってありませんか。
それも、いくらゴシゴシ擦っても焦げ付き汚れって、なかなか落ちてくれなくて困りものです。
実は、ガスコンロの焦げ付き汚れって、すぐに落とさないと調理をするたびにさらに焦げ付いていき、簡単には落ちてくれない汚れへと進化してしまうのです。
食後に食器を洗い、ガスコンロもきちんと拭き掃除をして綺麗にしていたとしても、五徳の周りや裏面についた焦げ付きには意外と気がつかないものです。
厄介な頑固汚れになる前に、きちんと掃除しておいた方が結果的には楽なので、今回はガスコンロの掃除方法についてご紹介していきます。

■ガスコンロの汚れの正体とは?

ガスコンロについてしまう汚れとは、いったいどういうものなのかについて、まずは説明していきます。

◇食品汚れ

食品汚れは、鍋を使って調理しているときなどの煮こぼれた汁や、振りかけた調味料のこぼれなどが原因の汚れですが、付いてからすぐでしたら水拭きするだけで。簡単に落とせてしまう汚れではありますが、時間経過と熱に何度も当てているとこびり付いてしまいます。

◇油汚れ

調理中に飛び散る油の汚れ、これがガスコンロの汚れの王道です。
これも食品汚れと同じように、付いたばかりのときは水拭きで簡単に落ちます。ほおっておくと、油が樹脂化して固まり頑固な汚れへと進化します。

◇焦げ付き

食品の吹きこぼれや、油汚れに熱が加わり固まったものなどは、放置することでこびりついて焦げ付き汚れとなってしまいます。
洗剤を使うなどして、こまめに対処しなくてはいけないしつこい汚れですので、焦げ付き汚れになる前にきれいにしておきましょう。

■やっかいな油汚れ落としには、重曹が強い味方

厄介な焦げ付き汚れを落としてくれるのが重曹です。
重曹は炭酸水素ナトリウムと呼ばれ、食塩水に二酸化炭素を加えて作られます。もともと人体にある物質であることから、安全性も高く食料品のふくらし粉や石鹸、入浴剤としても使われています。
その重曹が汚れ落としに使える理由は、重曹が弱アルカリ性であることから酸性の油汚れを中和して落とせるからなのです。
また、重曹は粒子が細かく水に溶けにくいことと発泡性があることから、重曹で汚れをこすると、クレンザー的な役割と汚れや焦げ付きを浮かせる発泡する特性により、汚れを浮き立たせ剥がし落とすことができます。

■ガスコンロ日常の掃除

水100ccに対して、重曹を小さじ1杯の重曹水をスプレーボトルに作っておき、日常の掃除に使ってみましょう。
手順は、五徳など外せる部品は外して、バーナー部分は使い古しの布などで保護して重曹水を全体に吹きかけます。
その後、ラップを丸めてこすって汚れを落として、部品は水洗いをしてトッププレートは水拭きしてから、重曹をしっかり落としましょう。
重曹が残ってしまうと、その部分が白くなってしまうので気をつけてください。
また、本体のトッププレート(天板)は、素材がフッ素コート・アルミの場合は重曹水の使用はできませんのでご注意ください。

■少し念入りのお手入れ掃除方法

五徳などの部品についてしまった頑固なこびり付き汚れは、重曹を入れた水を沸騰させた中に漬け置きをしましょう。
重曹の分量は、水1リットルに対して重曹大さじ3杯くらいが目安です。
水から火にかけて、沸騰したら火を止めて2~3時間ほど漬け置きしておきます。充分漬け置きしたら、後はスポンジで汚れをこすり落としていきます。
トッププレートは、漬け置きができませんので、ペースト状にした重曹を塗りこみ擦りながら汚れを落としてください。
ペーストを作るときの配合は、水と重曹1:2が目安です。

■しつこい油汚れやこびり付き汚れを落とす掃除方法

もし念入り掃除でも、汚れが思うように落とすことができなかったときには「紙やすり」を利用して掃除をしてみてください。
紙やすりでの掃除はかなり有効なのですが、油汚れやこびり付いた汚れを削っているわけですから、注意したいのはガスコンロ自体を削ってしまわないようにすることです。
慎重に慎重を重ねる気持ちで、掃除をされることをおすすめします。

■まとめ

ガスコンロの掃除方法は、ガスコンロの本体や部品についた油汚れや焦げつきを落としていきますので、この汚れのついた時間が経てば経つほど頑固な汚れとなり、簡単な掃除ではきれいになりません。
料理中に吹きこぼれてしまうとか、油が飛び散る炒め物や揚げ物の調理をしたときは、その日のうちにきちんと掃除しておくことをおすすめします。
汚れのついたその日に掃除をすれば、簡単な掃除方法で手軽にきれいになります。
清潔で綺麗なガスコンロで美味しい料理を作るためにも、ガスコンロの掃除は日々欠かすことはできません。

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