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主婦の知恵コラム「お風呂掃除のコツを伝授」

「お風呂掃除のコツを伝授」

汗をシャワーで流し、ゆったりと湯船につかってリラックス気分にしてくれるお風呂は、疲れをいやしてくれる場所です。
そのお風呂場も掃除となると、いくら掃除をしても2~3日すると汚れが目立ち始め、またカビや水垢などは落とすのに苦労する難物です。
お風呂掃除の正しい方法を知ることで、効率的にお風呂掃除はできますので、今回はお風呂掃除方法をご紹介していきます。

■お風呂掃除の汚れ落としには、いろいろコツがある。

ご存知のように、水回りであるお風呂場は、様々な汚れが溜まりやすい場所です。
体をシャワーで流し石鹸で洗い流すので体から出る皮脂や、シャンプーや石鹸液バスジェルなど色々な成分の汚れが、知らず知らずのうちに蓄積されています。
様々な汚れも汚れが軽いうちなら、お風呂専用の中性洗剤だけで綺麗になりますが、汚れがこびりつき始めたら。皮脂やシャンプー剤はアルカリ性洗剤、石鹸液や水垢には酸性洗剤、カビには塩素系洗剤などといった具合に、その成分に応じて使用する洗剤の種類を変えて掃除することが、汚れ落ちもよく掃除時間の短縮となります。

◇お風呂掃除の前に

お掃除を始める前に、お掃除道具の準備をしましょう。
準備しておくものは、ゴム手袋にスポンジ、そして床用ブラシに使い古した歯ブラシ、そしてカビ取り剤(塩素系漂白剤を使う際は、保護メガネやマスクも準備)とお風呂用の専用洗剤です。
お風呂用洗剤の中には、浴槽やタイルなどの素材自体を傷つける場合もありますので、まずは中性洗剤で試して落ちるかどうか掃除してみてください。
どうしても落ちない場合に強い洗剤で汚れを落とすようにしましょう。
お風呂用の中性洗剤のほかにも、重曹やクエン酸は普段からこまめにお掃除をするときに向いています。
ただし、クエン酸は塩素系漂白剤と一緒に使うと、有毒なガスを発生しますので、絶対一緒に使用しないでください。

◇お風呂掃除の手順

お風呂掃除の手順は、まず浴室に窓があれば窓を開けて換気扇を回し、換気をしてからお風呂場全体をシャワーの水で、さぁ~と流してから浴槽を掃除していきます。
次にやり残しを作らないように壁や床を一定方向から順にスポンジで洗います。
最後に、排水溝のぬめりを使い古した歯ブラシで、髪の毛など割りばしで取り除き汚れを掃除して終了です。
お風呂掃除の頻度ですが、理想的には壁などは週1回、浴槽や床、排水口は汚れやすいので、毎日掃除することをおすすめします。

■これが掃除の悩み、2大汚れ「カビ・水垢」の原因と落とし方テクニック

◇ピンク色のぬめりとクロカビ

お風呂場で時々ピンク色のぬめりのようなものを見かけませんか?
これは、主に赤色酵母と呼ばれる酵母の一種で、カビやキノコと同じ菌類です。
水分が付着している風呂桶、シャンプーやリンスのボトル、石鹸ケースなどです。
赤いぬめりを見つけたら、すぐにスポンジで擦れば簡単に落ちますが、そのまま放置すると赤色の色素がシリコンやプラスチックの傷などに入り込んでしまい、シミになってしまうことがあるので、見つけたらすぐに対処をしましょう。
また、風呂場の壁や床の溝などによく見られる黒色のカビは、クロカワカビと呼ばれ高湿度を環境好むため水分がある場所で繁殖します。
カビは一度発生すると、簡単には取り除きにくいこともありますので、生やさないようにするために、お風呂から上がる時にシャワーで石鹸液の汚れを流して、そのあと浴室乾燥を十分するようにしましょう。
発生した黒いカビの除去には、カビ取り剤が一番効果的で有効ですが、発生したばかりの黒いカビでしたらお風呂用洗剤でも落ちる場合がありますので、日々のお風呂掃除は欠かせません

◇簡単に落とせない水垢の落とし方

水垢とは、鏡や浴槽のフチや水道栓などに発生する白い汚れです。
これの正体は、水道水に含まれているマグネシウム、カルシウム、シリカ(ケイ素)が含まれる化合物です。
なぜ発生するのかは、入浴時に飛び散った水滴を拭き取らないことから、水滴に含まれた先ほどの成分が、水分蒸発後にそのまま付着して結晶となってしまうからです。
マグネシウム系やカルシウム系の水垢は、酸に溶けやすいため弱酸性の洗剤で洗い流すと落ちやすく、シリカ(ケイ素)は酸には溶けにくいので、研磨剤などを使用して落とさなくてはなりません。
ただ、コーティングされている鏡の場合は、擦ってしまうとコーティングがはがれる恐れがありますのでご注意ください。

■まとめ

お風呂場は、酸性系の汚れとアルカリ系の汚れが混じり合う場所です。
そのため、汚れに応じた掃除方法をすることが必要です。
また、ぬめりやカビ、水垢などは発見したら、そのままにしておくと取り除くのが大変になりますので、すぐ掃除して汚れを取り除いておくことがお風呂掃除を簡単にするために大事なことです。
常にお風呂場を綺麗にしておくことで、結局ガンコな汚れを防ぐことができますので、日々のお風呂場掃除を心がけましょう。

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