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9.22020
主婦の知恵コラム「夏太りは、夏野菜を食べて解消できる?!」
目次
「夏太りは、夏野菜を食べて解消できる?!」
猛暑が続く夏の日は、汗を一杯かいてしまうので水分の多い食べ物に、つい手が出てしまいます。
そんな食生活が続くと、徐々に食欲も減退してしまう方も多いのではないでしょうか?
食欲が減退するから夏は痩せる!というイメージを持たれるでしょうが、実際は逆に太ってしまうこともあるのです。
食欲がないのに、なぜ太る?…ということで、今回は夏太りとは何か、夏太りを解消するかもしれない夏野菜って何?ということをご紹介していきます。
夏太りって、何?なぜ起きるの
運動をして汗をかきますと、体内のカロリー消費にもつながりますので、汗をかくまで有酸素運動を続けるとダイエット効果が期待できることはご存知のことかと思います。
しかし、暑さでかいてしまう汗は、体内の体温調節のために体内から排出されていますので、ほとんどカロリーを消費しておらず、それが夏太りの要因となっているようです。
たとえば、暑い夏の日は、少し歩いただけでも汗をかくことから、ちょっとした移動の時にもエアコンの効いたタクシーに乗ってしまい運動不足になっています。つまり、夏は知らず知らずのうちに人は運動不足になっており、摂取したエネルギーは消費するより蓄積され可能性があるということです。
また、夏はエアコンが効いている屋内で働く時間も多く、外気温との差によって体内バランスが崩れ自律神経も乱されていきます。
ホルモンバランスが崩れてしまうと、人の基礎代謝は低下してしまいます。
すなわち、運動不足で摂取したエネルギーを蓄積され、基礎代謝も落ちることで、徐々に体は太りやすくなるというわけなのです。
体内バランスを整えて、夏太りを解消するには?
体の基礎代謝が落ち、運動不足であまり動かないとなれば、いつかは太り始めるのは当たり前のように思えます。
その上、夏バテしないようにスタミナを補充しようと高カロリーな食事をしたり、食欲がないからと言ってそうめんや冷や麦をランチで食べたりという食生活が多くなれば、バランスよく体にとって必要な栄養素を体内に摂りこむことができなくなります。
人の体は、体に必要な栄養素がバランスよく摂取されて、効率の良い代謝が行われますので、夏太りを解消するには不足がちになりやすい食物を摂取する必要があります。
バランスの良い食事は、胃に負担の少ない良質の動物性及び植物性タンパク質や野菜や果物からビタミン類も併せた摂り方が推奨されています。
そこで、着目したいのが、暑いから冷たい食べ物を食べるという時こそ、ビタミン・ミネラルも含有されている体を冷やす働きのある夏野菜を食べることです。
夏野菜を食べることで、体内の熱を除去し体調を整え基礎代謝を上げるようにすることが重要です。
体の調子が良くなったと感じれば、おのずと食欲もわいてきて必要な栄養を体内に摂り入れて、夏太りを解消することが一層期待できるというわけなのです。
夏野菜を摂取して、体調を整える
夏野菜と言えば、枝豆、トマト、胡瓜、ピーマンではないでしょうか。
旬の野菜は、その時期が最も栄養価が高いとも言われていますので、ビタミンやミネラルを豊富に含んだ旬の野菜を意識的に食べるようにしましょう。
ビタミンで言えば、疲労回復効果が得られることと、脂肪燃焼を助けてくれる働きがあると言われるビタミンB群を摂取することを、まずはおすすめします。
ビタミンB群は、大豆にも多く含まれていることから、夏野菜である枝豆(カリウムや鉄分も多く含まれている)で、栄養摂取してみましょう。
そして、夏野菜の代表格と言えばトマト、トマトにはビタミンCやミネラルなどが豊富に含まれており、食欲不振や水分補給に効果的と言われています。
また、トマトには抗酸化作用のあるリコピンという成分が豊富ですので、紫外線などのダメージを受けやすい夏の肌には欠かせない野菜でもあります。
水分豊富な胡瓜には、カリウムが多く含まれており、脱水、熱中症、夏バテを防ぐ効果が期待されますので、夏の体の水分不足やカリウム補給に最適な野菜です。
ただ、胡瓜にはビタミンCを破壊する酵素も含まれていますので、酵素の働きを抑える作用があるお酢を胡瓜と併せて食べる「胡瓜のピクルス」はおすすめです。
また、お酢は摂取することで疲労回復やカルシウムの吸収に効果が期待されていますので、お酢を使った料理は夏にはもってこいのメニューです。
夏の青物野菜の代表格であるピーマンは、ビタミンC、ビタミンAが豊富な野菜です。
ピーマンに含まれているビタミンCという栄養素は、メラニン色素の沈着を防ぐと言われ日焼けの肌を整えるのに欠かせません。
ビタミンCは熱に弱いと言われますが、ピーマンは組織が強いため炒め料理でもビタミンCの栄養は壊れにくいという特徴があります。
また、含まれているビタミンAと言う栄養素は、粘膜を丈夫にして免疫力を高める働きから、夏風邪予防やウイルスから体を守ることに効果が期待される栄養素です。
まとめ
夏野菜をしっかり食べることで、夏太りの要因でもある食生活の乱れを防ぎ、良質な栄養素と必要な摂取カロリーを維持することが可能でしょう。
偏った食生活を続けてしまいますと、栄養不足の体内は涼しくなる秋に食欲旺盛になり、必要以上にカロリーを蓄積し太ってしまう原因をつくりかねません。
そして、夏場の疲れた体の体調を整えるためには、エアコンで冷え体を湯船に浸かり基礎代謝アップを図り自律神経を整えましょう。
温浴効果で血液の循環を良くし、体の基礎代謝アップをして夏野菜を食べ、栄養を補うことで夏太りを防げるような体づくりをしてみませんか。