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趣味コラム「エレキギターのメンテナンス手入れ編」

ギターメンテナンス

「エレキギターのメンテナンス手入れ編」

愛用のギターの調子がイマイチ、いつものいい音が出てこないなぁ~とか、なにか以前より弾きづらい感じがすると思ったら、ギターが疲れてきているということです。
ギターを弾けばネック、指板、ボディは手の汗や皮脂で汚れていきますし、弦やフレット、ナット、サドルは少しずつではありますが消耗していきます。
こうした汚れやすり減りをかかえたギターをそのままにしておくと、不具合が起きてしまう状態になってしまいます。
しっかりと汚れを落とし不具合を修正してあげることが、ギターを良好な状態に保つためには大切です。
愛用の大切なギターですから、少しでも長く使っていきたいのはギターリストなら当然のことです。
そこで、今回はギターメンテナンスの基本(ギターのクリーニング)をご紹介していきます。

ギターメンテナンス

定期的なメンテナンスが必要な理由

グレードの高いエレキギターは、長期間使えば使うほど味わいのあるサウンドを奏でてくれます。
エレキギターは、その大半がガットギターと同じように木材が使用されています。そのため、ボディやネックなどは乾燥や湿度の高低さによって、ボディ部分の木が膨張したりネックが反ったりもします。
そのような状態のままにしておきますと、ギターのコンディションに影響し変化し、思うようなサウンドが出てこなくなります。
ギターに限らず楽器というものは非常にデリケートなものですから、常に楽器を良い状態を保つためには、定期的なメンテナンスが必要となってくるというわけです。

エレキギターのメンテナンス方法

メンテナンスと言っても、普段は使用した後にギターのネックやボディを乾拭きしてあげるだけでも問題ありません。
そこでまず注意すべきは、エレキギターは湿気に敏感ですから、湿気の多い環境に長時間置いておくことは厳禁ということです。
湿気を吸ってしまったギターの音はくぐもった重いサウンドしか出なくなります。そして、その状態を続けてしまうと、ネックが反ってしまいビビり音が発生していきます。
エレキギターの保管は、風通しの良い日陰で保管し、尚且つ湿気対策として窓際には置かないようにしましょう。
また、長期間ギターをしまっておくときは、ギターケースに湿度調整剤(乾燥剤)を入れて、ケース内の湿度を均一に保たれることをおすすめします。
日々少しでもギターを手にするならば、ギターはギタースタンドに立てかけておくことをおすすめします。
また、ギターのボディやネックにひびが入る原因となりますので、長時間ギターに日光が当たらないようにしてください。

ギタースタンドに立てかける

ギターメンテナンス:基本「ボディとネックの拭き方」

ボディの普段のお手入れは、乾拭き用のクロスでさぁっと拭くだけで問題ありませんが、ボディに付いた指紋や汗など、乾拭きでは落ちない汚れがある時はワックス(ポリッシュ)を少しクロス(乾拭き用とは別に用意)に取り、汚れの部分を拭くようにしましょう。
フレットの細かい汚れやピックアップの周りの汚れは、弦を外して落としていきますが、その場合は掃除終了後、新しい弦を張るため弦の張替のタイミングと併せて行うことをおすすめします。
まずは、ギターの弦を外し、ボディの汚れをとっていきます。
その時に、ボディにひび割れがないかもチェックし、ひび割れが見つかった時は、楽器屋さんやギターショップに持って行き、プロのチェックを受けてください。
ボディを磨いた後は、演奏中の手汗でかなり汚れているフレットと指板(フィンガーボード)を拭いていきます。
汗の跡や皮脂の汚れが落ちないときは、ギタークロスにレモンオイルをつけて拭き磨きすることをおすすめします。
汚れが取れたところで、フィンガーボード全体を乾拭きして仕上げ磨きをした後は、ギターのペグと弦巻、そして金属製のブリッジ、シールドを差すジャックなども磨いていきます。
ギター全体の拭き磨きが終了しましたら、最後にストラップピンがガタついていないかチェックします。
もし、がたつくように緩んでいたら、ストラップピンを留めているネジを締めつけておきましょう。
最後に、ギターに新しい弦を張って掃除は終了です。

ギターを弾く

まとめ

弦を張り終えたら、ネックの反りをチェックすることを必ず行ってください。
ギターを弾かないときは弦を緩めておくことによって、多少反りを防止することができます。
ギターをしばらく使っていると、弦の張力によって少しずつではありますが反ることもありますからその点をご注意ください。
ネックの反りがあるようなときは、楽器屋さんやギターショップでプロのスタッフに反りの確認、必要なら修理をしてもらうことをおすすめします。
ギターネックの反りなどは、ギターをギタースタンドにきちんと立てることと、
愛用のギターは、できるだけ長い間使っていきたいものですから、日頃のメンテナンスをきちんと行われることをおすすめします。

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