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11.202019
生活・お金コラム「知っておきたい保険の話」
目次
「知っておきたい保険の話」
保険とは、リスクマネジメントのひとつで、生きていくうえでのリスクに備えるための保障です。
このリスク保障には、国が運営する国民年金や国民健康保険などの「公的保障」、死亡退職金や厚生年金などの「企業保障」、そして自分で準備する保険や貯金などの「個人保障」の3つのタイプがあります。
つまり、あなたを守るのは国などの行政、会社員ならば所属企業、そして自分自身の3つということになります。
なかには、「公的保障」だけでは不安ということで、リスクの備えは自分自身で行うとして、「個人保障」に進んで加入される方も多くいらっしゃいます。
個人保障には、加入の目的や必要な保障にマッチした生命保険や医療保険、火災保険、個人年金など、保険商品はいくつかありますので、今回はこの保険について最低限知っておきたい「保険の基本」をご紹介していきます。
■日常生活のリスクとは?
日常生活を営んでいて、独身者であれば病気やケガで働くことができず収入が途絶えてしまい困るとか、家族の大黒柱の方が病気や死亡で、残された家族が経済的に困ってしまうリスクは常に付きまとうとも言えます。
つまり、これらのリスクからあなたや家族を守るのが保険なのです。
その他にも、人生の中にはリスクというものはあるものです。
例えば、家を買うとか車を買う場合も、それら「財産」をリスクから守る必要があるため、火災保険や地震保険、対人対物の保障、車両損害の自動車保険などがあります。
■「保険」には、たくさんの種類があります
保険の種類を大きく分けると、まず「生命保険」と「損害保険」に分けることができます。
「生命保険」は、人の命に対して保険をかけるもので、終身保険や定期保険といった種類があります。
「損害保険」は、モノの損害に対して保険をかけるもので、自動車保険やレジャー保険など、主に事故や災害の発生などによる損害をカバーするための保険です。
その他にも傷害保険、入院保険、がん保険、介護保険、ペット保険、個人年金保険など色々な保険があります。
◇保険の基本的分類
・生命保険
生命保険とは、「死亡」時のリスクを保障する保険で、被保険者の死亡によって引き起こされる経済的な負担に対して備えてくれます。
生命保険には、「定期保険」「終身保険」「養老保険」の三種類があります。
・医療保険
医療保険とは病気やケガによって、治療や入院にかかわる費用を保障する保険となります。
第三分野の保険とも呼ばれ、生命保険や傷害保険とセット販売されることが多いのが特徴です。
・自動車保険
自動車の事故によって起こる死亡事故はもとより、自動車の損害や衝突先の器物破損やケガというリスクに備える保険です。
自動車保険には、自動車所有時に加入する「自賠責保険(強制保険)」と「任意保険」の2種類があります。
最近では、事故に対するそれぞれの保障額も上がり、自賠責保険の保障内容では低く完璧な対応ができないことから、任意保険に加入することも常識的になっています。
・がん保険
がん保険とは、原則として「がん」による疾病のみを対象とした保険です。
がん保険には、入院や手術の費用だけではなく、がんの再発で治療期間が長期化することで起きるリスクや抗がん剤や放射線の治療費用などを保障しています。
・介護保険
介護保険は、自分の老後や家族を介護することになったときに、介護にまつわる様々な手助けしてくれる保険です。
・ペット保険
私たち人間には、健康保険という制度がありますが、ペットにはありません。
つまり、ペットを病院に連れて行くと診療費は自由診療となり、飼い主の全額自己負担となってしまいます。
保険に加入しておくと、ペットのケガや病気の時に保障が受けられ、飼い主の負担を軽減してくれます。
・個人年金保険
個人年金とは、生命保険のカテゴリーに入りますが、年金と言ってもその仕組みは国民年金や厚生年金、または共済年金などの公的年金とは多少違います。
個人が、自身の人生設計において保険会社と契約する保険で、保険料は積立金として保険会社が運用し、契約時に定めた時期になると年金を受け取ります。
個人年金の受け取り方は「定められた期間受け取れるタイプ」と「生涯受け取れるタイプ」の2つのタイプに大別されています。
公的年金の金額の補填をすることで、老後の生活費の不足分を補うこともできますし、高齢時の経済的リスクに備えるための保険となります。
・個人年金保険
個人年金とは、生命保険のカテゴリーに入りますが、年金と言ってもその仕組みは国民年金や厚生年金、または共済年金などの公的年金とは多少違います。
個人が、自身の人生設計において保険会社と契約する保険で、保険料は積立金として保険会社が運用し、契約時に定めた時期になると年金を受け取ります。
個人年金の受け取り方は「定められた期間受け取れるタイプ」と「生涯受け取れるタイプ」の2つのタイプに大別されています。
公的年金の金額の補填をすることで、老後の生活費の不足分を補うこともできますし、高齢時の経済的リスクに備えるための保険となります。
■まとめ
私たちの生活の中には3つの不安があると言われます。
それは、「万が一への不安」「病気・ケガへの不安」「老後の不安」です。
すべての不安にまつわるのは経済的困窮という不安ですが、保険はこうした不安をサポートする仕組みなのです。
すなわち、保険は私たちを守ってくれる心強いものですから、その分しっかりと保険の種類や保障内容をきちんと把握しておく必要があるでしょう。
私たちの生活は、常にリスクと隣りあわせと考えてもおかしくない時代ですから、普段から保険に関して情報収集されることをおすすめします。